50歳になっても魅力的なオードリー・ヘプバーン
エリザベス・ルック16 ベージュ・シャツドレス
- デザイナー:ユベール・ド・ジバンシィ
- 光沢のあるベージュ・シャツドレス、ストロングショルダー、ブロケードサテン、プリーツロングスカート、ジバンシィ1979SS
- 同色のベルト
- ベージュのハイヒールパンプス
オードリーが着た最後のジバンシィ・ドレス

本作で最も魅力的な〝大人のブラックドレス〟。

21億円のブルガリのネックレス。パールよりもブローチが、その価値を高めています。

ユベール・ド・ジバンシィとオードリー。

二人が話し出すと、その親密さに誰も間に入れないほどだったと言われています。
エリザベス・ルック17 大人のブラックドレス
- デザイナー:ユベール・ド・ジバンシィ
- ブラックカクテルドレス、ロングスリーブ、ベルベットフラワーのディテール、スパンコール、ライムストーン、1978/79AW
- ブルガリのダイヤブローチ付き三連パールネックレス
- カルティエのイヤリング、1959年に当時の夫メル・ファーラーよりクリスマス・プレゼントされたもの
- ブラックサテンのハイヒールサンダル、ジバンシィ1978/79AW
映画の中でオードリー・ヘプバーンが着る最後のジバンシィのドレスがこのドレスです。思い起こせば、最初にオードリーがジバンシィを着たのは、『麗しのサブリナ』(1954)におけるパリ帰りのスカートスーツからでした。
この〝大人のブラックドレス〟は、50歳になったオードリーに相応しい華やかさとエレガンスが同居したユベール・ド・ジバンシィの渾身のブラックドレスでした。そして、今までシンプルさを信条としてきたオードリーが、この時だけはその信条を曲げて、ブルガリのダイヤブローチ付きの三連パールネックレスと、カルティエの私物のイヤリングという派手な組み合わせを投入したのでした。
パンツスーツの似合う大人のオンナになりたい

かなり上級な着こなしを要求される、全身アースカラーのパンツスーツ・スタイル。

サンローラン風のベージュのブーツがとても美しい。

オードリーのパンツスーツ・スタイルは非常に珍しい。

ひとつ難点を言えば、オードリーの眉毛でしょうか?

かなり上質な素材で作られたジャケットであることがよく伝わるフォト。
エリザベス・ルック18 ベージュのパンツスーツ
- デザイナー:ユベール・ド・ジバンシィ
- ベージュのテーラード・ジャケット、ウール、ノッチドラペル
- 白のタートルネック、ジバンシィ・ ヌーベル・ブティック1978/79AW
- ベージュのコーデュロイパンツ、ジバンシィ・ ヌーベル・ブティック1978/79AW
- ベージュのレザーブーツ、ジバンシィ1978/79AW