ロム イデアル
L’Homme Ideal 1959年に「ベチバー」、1965年に「アビルージュ」、1993年に「エリタージュ」といった歴史的なメンズフレグランスを創造してきたフレグランス帝国ゲランにとって、21世紀に入り、誰もが使いやすいメンズフレグランスを創造することは宿願でした。
2012年以降、ゲラン初の20代女性を対象にしたフレグランス・シリーズ「ラ プティット ローブ ノワール」で大成功を生み出していた、クリエイティブ・ディレクターのシルヴェーヌ・ドゥラクルトが、2014年に、アーモンドを主役に生み出したメンズフレグランス・シリーズが「ロム イデアル」です。
香りだけが創造できる〝理想の男〟
私はビターアーモンドのエッセンスが大好きで、クマリンやヘリオトロピンと合わせるとその効果を最初から最後まで奏でることができ、ラズベリーノートと合わせるとチェリーができるのです。
私はそれを「ロム イデアル」に仕込んでいたのですが、それはアマレットの香りを持つ「ラ プティット ローブ ノワール」のボーイフレンドになり得るものでした。
〝ロム・イデアル〟=〝理想の男〟。それは「理想の男なんて幻想。その男の香りだけが現実。ゲランは男性の願望に応え、理想のエッセンスをフレグランスに詰め込みました。 」というゲランの公式サイトのアナウンスが示すとおり、香りを身に纏う間、実際以上の魅力を高める役割に特化した〝男性の魅力を増強する薬〟です。
発売と同時に爆発的な売れ行きを見せ、現在に至るまで、毎年コンスタントに新作がリリースされています。全ての作品は、ゲランの五代目専属調香師ティエリー・ワッサーかデルフィーヌ・ジェルクにより調香されました。
光を屈折させ、内部から輝いているように見せるファセット(切子面)カットのボトル・デザインが男のエレガンスさを引き立たせてくれます。重厚感のあるそれぞれのカラーのキャップにはギョーシェ彫(高級時計の文字盤に施される彫り)が施されています。
ロム・イデアル全9作品
2014年
ロム イデアル オーデトワレ
〝現実には存在しないような理想の男性〟の香り。アマレットの香り。
2015年
ロム イデアル コローニュ
〝品行方正な理想の夫〟の香り。柑橘系が際立つ香り。
2016年
ロム イデアル オーデパルファン
〝見せびらかしたくなる理想のBOY TOY〟の香り。夢見るようなバニラの香り。
2017年
ロム イデアル スポーツ
〝学園の人気者・誰からも愛される理想のスポーツマン〟の香り。アクアノートの香り。
2018年
ロム イデアル インテンス
〝不屈の精神で挑戦する理想のスーパーヒーロー〟の香り。ペッパーとレザーが競い合うようにアーモンドに影響力を行使する香り。
2019年
ロム イデアル クール
〝チャーミングな笑顔を忘れない理想のクールビューティー〟の香り。ミントからはじまり、アクアノート、ベチバーへと導かれる洗練されるアーモンドの香り。
2020年
ロム イデアル エクストレム
〝理想の天才肌の男性=キング・オブ・キングス〟の香り。洋酒のようなアーモンドを包み込むスモーキーなレザーとタバコの「こまけぇこたぁいいんだよ!!」精神を炸裂させた香り。
2023年
ロム イデアル プラティーヌ プリヴェ
幻のモテモテ男の香り「ロム イデアル コローニュ」の進化形。フレッシュなホワイトミモザが弾け、クリーミーなグリーンアーモンドがベチバーとムスクとひとまとめになり爽やかな余韻を残す香り。
2024年
ロム イデアル パルファン
かっこよく酔う〝理想の男〟の香り。どこかスクリュードライバーを連想させる香りからはじまり、だんだんと芳醇なアマレットのようなクリーミーな円やかさを解き放つ香り。