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映画の中のオードリー・ヘプバーン・ファッションの全て②<オードリーとジバンシィ>

オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 女を磨くアイコン 映画女優
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オードリーのはじめてのリトルブラックドレス




オードリー・ヘプバーンはこの作品で、はじめてリトル・ブラック・ドレス(LBD)を着ました。以後、いくつかの作品で彼女はLBDを着ることになり、今ではLBDと言えばオードリー・ヘプバーンの代名詞というほどです。そして、このLBDに対する着こなしにもイヤリングだけでシンプルにまとめられています。

この衣装こそが、オードリーが、パリのアトリエでユベール・ド・ジバンシィの前で選んだ3つの衣装のうちの最後の一着でした。それは1926年にココ・シャネルが発表したリトル・ブラック・ドレスにインスパイアされたデザインでした。

ジバンシィは語ります。「このドレスは、のちに〝デコルテ・サブリナ〟と呼ばれるようになりました。オードリー・ヘプバーンはこのネックラインを愛していました。」オードリーが最後に選んだこのドレスは、自分のコンプレックスである鎖骨を隠し、美しい肩のラインを強調してくれるというポイントで選ばれたものでした。ジバンシィはこのドレスに、帽子を組み合わせるというオードリーのスタイリングの才能にびっくりしたのでした。

このスノードリフト・ドレスについての詳細は、『麗しのサブリナ』4(オードリー・ヘプバーンとリトルブラックドレス)をご覧ください。

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オードリーの「美少年ルック」




『麗しのサブリナ』には、ユベール・ド・ジバンシィ以外に、『ローマの休日』の衣装をデザインしたイーディス・ヘッドによる秀逸な二つの衣装が登場します。

そのうちの一つは、フレンチ・カジュアルの象徴のようなショートパンツにタータンチェックのシャツを合わせたボーイルックです。オードリーがショートパンツを履くと、そのサブリナカットによって、少年のようなでありながら、少女のようでもあるという性の境界線を振り子のように揺れる感覚に包まれます。それはまさにアンドロギュヌスの魅力です。ゆえにこのスタイルは別名「美少年ルック」と呼ばれています。

ちなみに印象的なのが、オードリーのシャツの着こなし方です。彼女はシャツのボタンを締めずに、着物のように打ち合わせで身体に巻きつけて着ています。カシュクールスタイル(着物のように打ち合わせで身体に巻きつけてフィットさせるトップの着方)で着ているのです。

ファッション・アイコンとは何かを教えてくれる人。それが、オードリー・ヘプバーンです。スカートスーツを着ると洗練されたパリジェンヌになり、ドレスを着れば、上流階級の誰よりもエレガントなシンデレラになる。そして、ショートパンツを履くと、アンドロギュヌスになる。

ファッション・アイコンとは、ただやみくもにラグジュアリー・ブランドを身に付ける人のことを指すのではなく、ファッションの持つ力を示してくれる人のことを指すのです。オードリーは、一着服を選ぶのに、最低1~2時間かけたと言います。本当にファッションを愛する人は、よく思考する人でもあるのです。

だからこそ、ジバンシィの服を含めて、彼女は、撮影等で使った衣装に関しても、ギャラの中に衣装の購入も含むという契約の形で、ただで貰う事は絶対にしない人でした。ある人が彼女に尋ねました。「あなたならジバンシィにただで服を作ってもらえるでしょ?」と。その問いに対し、オードリーは静かにこう答えました。「ユベールは、私の大切な人です。だから私はお金を払って、彼の仕事に敬意を払いたいのです」と。

このボーイ・ルックについての詳細は、『麗しのサブリナ』5(オードリー・ヘプバーンとサブリナパンツ)をご覧ください。

そして、オードリーは妖精になりました。



そして、イーディス・ヘッドのもうひとつの衣装は、オードリーのファッションアイコンとしてのイメージフォトとしてよく掲載されるこの衣装=サブリナパンツでした。それはサブリナパンツに、サルヴァトーレ・フェラガモ刺繍入りのベロアのサブリナ・シューズを合わせたものでした。

サブリナパンツは、闘牛士の履くトレアドルパンツからインスパイアされました。そのスペイン風のカラフルで装飾的なパンツを、イーディス・ヘッドは黒一色のシンプルなパンツにしました。何よりも女性の興味を引いたのが、その絶妙なカシュモレ(ふくらはぎ)丈でした。

サブリナパンツが、大流行した背景には、細身のオードリー(胸もないに等しい)に、本来は、避けるべき、全身ブラックにタイトなパンツスタイルとフラットシューズというシルエットの選択をした所にあります。デザイン次第では、女性らしさの欠損を強調してしまう可能性が多分にありました。

しかし、イーディスは消去法により、抜群のサイズ感覚を生かしました。それゆえに、このパンツスタイルは、グラマラスな人には、全く似合わないスタイルとなりました。サブリナパンツスタイルを胸の大きな女性がするとかなり野暮ったくなってしまいます。女性としてのパンツルックのポイントは、その胸を絶対に強調しないで、アンドロギュヌス性を演出するところにのみあるのです。(ちなみにクリスチャン・ディオールは生涯一度もパンツルックを発表しませんでした)。

このサブリナパンツ・ルックについての詳細は、『麗しのサブリナ』5(オードリー・ヘプバーンとサブリナパンツ)をご覧ください。

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