香水名:212(トゥー ワン トゥー) 212 オード・パルファム
ブランド:キャロライナ・ヘレラ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:1997年
対象性別:女性
価格:30ml/6,100円、60ml/8,900円、100ml/11,900円
公式ホームページ:キャロライナ・ヘレラ
★☆☆☆☆ ハーシュ(きつい)フローラル
紙で切った指先の小さな傷にレモンがしみる感じ。それがすべて。― タニア・サンチェス
『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房
トップノート:オレンジ・ブロッサム、マンダリン・オレンジ、サボテンの花、ベルガモット
ミドルノート:ホワイト・カメリア、リリー、ガーデニア、フリージア、ジャスミン、ローズ、リリー・オブ・ザ・ヴァレィ、シャクヤク
ラストノート:サンダルウッド、ホワイトムスク
キャロライン・ヘレナが、はじめてのフレグランスを発表したのは、1988年のことでした。そして、キャロラインの娘であるキャロリーナ・ ヘレラ・デ・バエズが、1996年にフレグランス部門の責任者になり、折からの「若者向けのフレグランス」ブームに遅れてはだめよ!と言わんばかりに生み出されたのがこのフレグランスです。
212とはニューヨークシティのエリアコードです。クチナシが生み出す都会のオンナの香りは、アルベルト・モリヤスによる調香です。
一般的な生活リズムに合わせやすい、爽快なフルーティーのオープニングから、サボテンの花と見事に調和したホワイトムスクの官能的な香りへの移行していきます。その香り立ちの安定感と根底に流れる清潔感が、20世紀末にニューヨークの女子から爆発的支持を集めました。
ガラスとメタリックを組み合わせた構造に2本の212ボトルが収納され、1本は携帯し、もう1本は自宅に置いておくことができる。ボトル・デザインはファビアン・バロンとキャロライナ・へレラ自身によるものです。