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【セルジュ ルタンス】ローズドニュイ(ジル・ロミー)

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その他セルジュ・ルタンスブランド調香師香りの美学
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ローズドニュイ

原名:Rose de Nuit
種類:オード・パルファム
ブランド:セルジュ・ルタンス
調香師:ジル・ロミー
発表年:1993年
対象性別:ユニセックス
価格:不明

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本物のオンナのためのローズ


パレ・ロワイヤル本店限定の香り。名前の意味は「夜の薔薇」です。この香りのテーマは、「今まで発売されてきた薔薇の香りを全て忘れ去り、新しい薔薇の香りを作る」ということでした。

それは、ローズという香料を際立たせずに、「夜の薔薇」を表現しようとした奥深い深遠な森の香りに包まれた孤高の一輪の薔薇の香りでした。


この香りの世界観をより的確に伝えるために、浅丘ルリ子様を例に出すことがもっとも相応しいと思います。それは、(実力はないがメディア力により創造された)名ばかりの21世紀の日本の女優(もはやSNSスケールのこじんまりした存在感しかない。外見ばかりに気を取られていて、内面が空っぽな人間が大集合している)とは、対極に位置する昭和の女優の凄みです。

つまりは、昭和生まれのローズの香りなのです。そこには、この香りを身に纏うものへの媚びは一切存在しません。誰かに合わせるローズの香りではなく、あなたがそのローズのスケールに合わせていかなければならないローズの香りなのです。

文系・黒髪・ストレートヘアの20代の眼鏡女子が身に纏うと、恐ろしいことになってしまうでしょう。静かなる官能の香りです。しかし、何よりも面白いのは、セルジュ・ルタンス自身は、この香りを「アラビアンナイトの空飛ぶ絨毯」の香りと表現していることです。

アプリコットにより存在を高めたムスクがグリーン&ウッドと共鳴し、この香りを優しく包み込んでいます。そして、静かに一筋の月の光が、森の樹木の間をすり抜け一輪の赤い薔薇を照らし出すのです。

この珍しいローズの香りは、ジル・ロミーにより調香されました。

タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「クラシックでレトロなローズシプレに、清潔感あふれる青っぽいパチョリの香りを前面に打ち出した。」「魅力的な透明感溢れるフレッシュフローラルの香りによって、川辺の小石のような滑らかな肌触りとなっている。これにキンモクセイの香りをたくさん配合したら、今は廃盤となったルタンスの伝説「ノンブル ノワール」の紅玉の輝きになるだろう。しかし、キンモクセイではなく、濃厚なガルバナムのグリーン調の香りが、ローズとともに強く匂いたつ。」

「ノンブル ノワールとローズドニュイの違いは、いうなれば、ブラックライトに照らされて青紫色に光る白と、満月に照らされて青白く光る白のような違いだ。」「グリーンモッシーな男性的な香りは、「パコ ラバンヌ プールオム」とも共通するところがある。秀逸だ。」と4つ星(5段階評価)の評価をつけています。

香水データ

香水名:ローズドニュイ
原名:Rose de Nuit
種類:オード・パルファム
ブランド:セルジュ・ルタンス
調香師:ジル・ロミー
発表年:1993年
対象性別:ユニセックス
価格:不明


シングルノート:ターキッシュ・ローズ、ムスク、ジャスミン、サンダルウッド、蜜蝋、アンバー、アプリコット

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