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【セルジュ ルタンス】シプレ ルージュ(クリストファー・シェルドレイク)

クリストファー・シェルドレイク
©資生堂
クリストファー・シェルドレイクセルジュ・ルタンスブランド調香師香りの美学
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シプレ ルージュ

原名:Chypre Rouge
種類:オード・パルファム
ブランド:セルジュ・ルタンス
調香師:クリストファー・シェルドレイク
発表年:2006年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/14,300円

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セルジュ・ルタンスの挑戦状

©Serge Lutens

この香りは、香りではない!あなたのフレグランスに対する感性を推し量ろうとするセルジュ・ルタンスからの挑戦状なのだ。香りを理解したければグリム童話を読め!日本のお香の世界を知りたければ、奥の細道を読め!

日本では発売されていないパレ・ロワイヤル本店限定の香りです。2006年の発売当初は「ブラック&ベージュ コレクション」の香りのひとつとして発売されていました。

シプレ ルージュ」とは、フランス語で「赤いシプレ」の意味です。しかし、この香りは奇妙なことにグリム童話の「青ひげ」をテーマにした香りであり、「決して開けてはいけない扉を開けてしまう」女性の果てしない好奇心を体現した香りです。

松の木の葉にフルーツガムが絡み合うような強烈な香りからはじまります。それは何か恐ろしいことが起こりそうな嵐の前触れの風に揺れる松林のように不気味で、戦慄的(スパイス!)でさえもあります。

それはまさにグリム童話のオドロオドロしい一面を投影しています。やがて、キャラメルのかかったナッツのような焦げた甘い香りが押し寄せてきます。

ここからがこの香りの真骨頂です。まさに「青ひげ」の結末のような大どんでん返し!素晴らしいフルーティ・シプレが香り全体を支配していくのです。

しかし、こういった香りの分析なぞなんら意味を成さないほどに、その人の香りに対する姿勢によって、捉え方が表裏一体する香りなのです。

この香りを調香したクリストファー・シェルドレイクは、間違いなくこの香りを完成した後、咆哮を上げたことでしょう。これは、香りの芸術であり、芸術家の魂の香りです。

タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「シプレ ルージュ」を「イモーテル失敗作」と呼び、「それほどシプレでもなく明らかに赤いわけでもないシプレルージュは、マツの木と乾燥したハーブと、カレーのスパイスが不快なほどシャープに組み合わせられ、自然界ではこういう匂いは何かを引きつけるためというよりは撃退する役を担っているということを残念ながら思い出してしまう」と2つ星(5段階評価)の評価をつけています。

香水データ

香水名:シプレ ルージュ
原名:Chypre Rouge
種類:オード・パルファム
ブランド:セルジュ・ルタンス
調香師:クリストファー・シェルドレイク
発表年:2006年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/14,300円


トップノート:キャラウェイ、松の木の葉、タイム
ミドルノート:蜂蜜、ジャスミン、蜜蝋
ラストノート:アンバー、パチョリ、ムスク、オークモス、バニラ

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