マイ クイーン
原名:My Queen
種類:オード・パルファム
ブランド:アレキサンダー・マックイーン
調香師:アン・フリッポ、ドミニク・ロピオン、ピエール・ワーグナー
発表年:2005年
対象性別:女性
価格:不明
女王陛下のマックイーン
最も勢いがあった頃のアレキサンダー・マックイーン存命中のフレグランス第二弾。万華鏡のように四段階変化するフローラル・オリエンタルの香り。アン・フリッポとドミニク・ロピオンによる調香です。
ヴァイオレット(スミレ)にスウィート・アーモンドという組み合わせが実に珍しいグルマン風のトップノートからはじまるこの香りは、バニラとベチバー、パチョリによりアイリス、オレンジ・ブロッサム、ヘリオトロープといったフローラルを温かく盛り上げる役割を果たしています。
ボトル・デザインは、バカラのデザイナーとしても有名なトーマス・バスタイトによるものです。ボトル・デザイン重視の中身は一般市場受けを狙った香り。しかし、ほとんど一般市場でも受けなかった香り。結果的に、マックイーンの香水戦略の迷走と大失敗を招いた作品となりました。
ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「マイ クイーン」を「恥ずかしがり屋のバイオレット」と呼び、「複数の名前がクレジットされた映画の脚本は、修正を重ねたことを示しているらしいが、それはこの香水にもいえることだ、アン・フリッポとドミニク・ロピオン、それにピエール・ワーグナーが組んだドリーム・チームの制作。」
「古風なバイオレットのトップノートは好ましいものの、それ以外は方向性を見失っている。バイオレットがしおれ、どんよりしたウッディアンバーが申し訳程度に現れたかと思うとすぐに消えてしまった。」と2つ星(5段階評価)の評価をつけています。
香水データ
香水名:マイ クイーン
原名:My Queen
種類:オード・パルファム
ブランド:アレキサンダー・マックイーン
調香師:アン・フリッポ、ドミニク・ロピオン、ピエール・ワーグナー
発表年:2005年
対象性別:女性
価格:不明
トップノート:パルマ産ヴァイオレット、スウィート・アーモンド
ミドルノート:オレンジ・ブロッサム、ホワイト・フラワーズ、ヘリオトロープ、ホワイトムスク
ラストノート:アイリス、パチョリ、バニラ、ベチバー、シダー