アンドロギュヌス

マイケル・ジャクソン伝説6(3ページ)

    マイケル・ジャクソン略歴

    • 1958年8月29日 インディアナ州ゲーリーで8人兄弟の6男として生まれる。1964年、ジャクソン5の一員としてデビューする(1975年、ジャクソンズに改名)。
    • 1969年 ジャクソン5が「帰ってほしいの」で、メジャーデビュー曲、全米No.1 ヒットになる。
    • 1971年 「ガット・トゥ・ビー・ゼア」でソロデビュー。
    マイケル・ジャクソン略歴続き




    マイケル・ジャクソンとデザイナーズ・ブランド

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    マイケル・ジャクソンとルシュカ・バーグマン。

    このマイケルの写真はひどいです。この時期のマイケルの写真は、スピードライトが直撃している写真か、もしくはパパラッチによるアングルも画質も悪い写真ばかりで、マイケルの表情も肌の質もレンズの角度も最悪のコンディションで撮影されています。ちなみに『THIS IS IT』でも登場したこのジャケットはクリストフ・ドゥカルナンによるバルマン2009-2010AWです。

    2007年10月号のルオモ・イタリアン・ヴォーグの撮影で、ファッション・スタイリスト、ルシュカ・バーグマンは、マイケル・ジャクソンと初めて出会いました。この時、彼女は、マイケルにディオール・オムでスタイリングしました。この時の写真は、スタイリングがどうという次元ではなく、マイケル・ジャクソン自体に人を惹きつける要素が完全に失われていました。

    ルシュカが、マイケルのパーソナル・スタイリストとして雇用されて以降、マイケルは、バルマンやディオール・オム、ジバンシィを着用するようになりました。マイケルが、エディ・スリマンのディオール・オムのファイナルシーズンのスリムスーツを着たのでした(当時ミック・ジャガー、ベック、ソニック・ユースのサーストン・ムーアなども好んで着ていた)。しかし、もはやこの頃のマイケルは、自身のルックスに大いなる問題を抱えていたので、それらのファッションが彼のイメージを高める役割は果たしませんでした。



    THIS IS IT

    マイケル・ジャクソンは、12年ぶりに大規模なコンサートを行うことを2009年3月に発表しました。イギリス・ロンドンで50回に渡って行われる、恐らくそれはマイケルの過去のコンサートを遥かに凌ぐスケールになるであろうと予想されました。名づけて『THIS IS IT』。2009年7月13日より、2010年3月6日まで行う予定でした(チケット販売後、僅か4時間で50公演が完売した)。

    しかし、公演前のリハーサル中の6月25日にマイケルは急死します。コンサートは中止になり、代わりに、リハーサル風景を集めた映画『THIS IS IT』が公開されることになりました。公開と同時に世界中にマイケル・ジャクソン旋風が吹き荒れることになったのです。

    この作品の中でマイケル・ジャクソンが着ていたファッションについて、列挙していきたいと思います。これらのファッションは、ほとんどがレディースであり、スタイリストのルシュカ・バーグマンが、マイケルは最高の「スーパーモデル」と言った様に、彼の最後のスタイリングは、まさに女性に向けてのスタイリングと呼ぶに相応しいものでした。

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    ジャケットはクリストフ・ドゥカルナンによるバルマンで、オレンジのスキニージーンズは、クリス・ヴァン・アッシュによるディオール・オムです。水色のプリントシャツはクリスチャン・オードジェーです。当時、マイケルとコラボしていました。このシャツだけが非常に浮き上がっています。しかし、マイケルは、どうみても痩せすぎです。ジャケットのサイジングが合っていないのか、合わせたときから更に痩せてしまったのか?

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    ダンサーのオーディションのシーンで着ていたのが、トム・フォードのタキシード・ジャケットです。このプライベート写真において中に合わせているボーン・ボーダー・シャツは、2009-10年AWのバルマンです。このスタイリングは、50才になったマイケルの大人のフェロモンを発散させています。

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    スリラーのリハーサルで着ていたのが、バルマンの赤のレザー・モーターサイクルジャケットです。クリスタル・スタッズ付きショルダー。レイバンのアビエイター・サングラスとのアンサンブルです。この服装の時の、マイケルの映像は、ほとんど使用されていません。その理由は、骸骨みたいにガリガリだったからということでした。

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    そして、バルマンのスエード・ミリタリージャケットとアレッサンドロ・デラクアのゴールド・スパンコール・パンツです。マイケルにしか似合わない素晴らしいスタイリングです。ファッションとは、その人にしか似合わなさそうなものを着るところにその真髄はあります。服に着られていません。アレッサンドロは、2010-11AWよりN°21(ヌメロ ヴェントゥーノ)をスタートします。

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    バルマンのパゴダスリーブの黒い革ジャケットとポパイのTシャツ。このジャケットのパワーショルダーが素晴らしいです。まさにTHIS IS ITです。



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