マイケル・ジャクソンのシューズ

「ヒューマン・ネイチャー」 1983年7月リリース。全米第7位
アルバム『スリラー』からの第5弾シングルです。作曲・編曲はTOTOのスティーヴ・ポーカロが担当しました。同じくTOTOのスティーヴ・ルカサーも演奏に参加しています。モダンジャズの帝王マイルス・デイヴィスは、マイケルの曲が大ファンでしたが、特にこの曲が気に入り、晩年から最期までのライブにおいて常に演奏される定番の曲になりました。
バラードにおいても見事なステップを見せるマイケルにとって何よりも重要なものはシューズでした。彼はパフォーマンスの時は、フローシャイムの靴しか履きませんでした。子供の頃より、フローシャイムの靴を愛用しており、自分の靴は絶対に誰にも触らせず、手入れは全て自分でしていました。そして、裾の短いズボンを履き白のソックスを履く事により、足の動きが観客に良く見えるようにしたのです。ちなみにマイケルが愛用していたのは、フローシャイムのコモやコモ・インペリアルでした。
※フローシャイムとは、1892年、ミルトン・フローシャイムによって創業されたアメリカのシューズブランド。1920年代には、全米の地方都市でさえもメンズシューズが扱われている大手シューズメーカーになりました。1960年代「ユーマ」(通称コブラヴァンプ)は日本のアイビーブームの中で大流行する。

ジェリーカール時代のマイケルは野性味に溢れていました。

1989年1月、バッド・ツアー。アンドロギュヌスの美。

彼に必要だったのは、王妃ダイアナ・ロスだったのかもしれません。

女性にとって宝塚を連想させるマイケル。

彼のファッションは、20年先を行っていました。

唯一無二の存在。まさに「キング・オブ・ポップ」。
マイケル・ジャクソン・ルック8 近未来ポリススタイル2
- バッド・ワールドツアー(1987年9月~1989年1月)にて着用
- シルバー・スパンデックス・シャツ。フロント・ジップ。シルバー・メタルのポリス・バッジが両肩に。アームにはブラック・レザー・バックル・ストラップ付き
- チャンピオンベルト
- 黒レザー・スタッズ・ベルト(シルバー)、右足にバックルド・ストラップ付き
- ブラックパンツ
- 白ソックス
- レザーのペニーローファー