そして、ローズマリーはピクシーになる。
ローズマリー・ルック15 フロントボタン・ワンピース
- クリーム色のフロントボタンワンピース、ネイビーとブラウンのバイカラードット柄
ついに登場!いまだにファッションシーンを揺らすピクシーカット
ローズマリー・ルック16 ピクシー・トレンチ
- ピクシー・カットにベージュのトレンチコート
- イエロー・セーター→ダークブラウンのセーター
「帝王」ヴィダル・サスーン
『ローズマリーの赤ちゃん』の撮影が始まる一週間前の1967年8月14日に、パラマウント・スタジオのボクシング・リングのセット上にて、ヘア・スタイリストであるヴィダル・サスーン(1928-2012)がロンドンから招聘され、ミア・ファローの髪をカットしました。それは、友人のロマン・ポランスキーによる要望でした。一方、その舞台裏では、ミアの当時の夫フランク・シナトラの大反対がありました。
マリー・クヮントとナンシー・クワンの髪を切り話題を呼んだヴィダル・サスーン。まだ髪が洗い濡れた状態で、いくつかに区画分けし、1cmの厚みでカッティングしていく画期的な方法により、60年代にヘア・スタイリストという職業を創り上げたヴィダルのために、このキャンペーン・カットで支払われたギャランティは5000ドルでした。
以後、彼は〝1カット5000ドル〟という神話を生み出すことになるのです。