ダチュラノワール(黒のダチュラ)
原名:Datura Noir
種類:オード・パルファム
ブランド:セルジュ・ルタンス
調香師:クリストファー・シェルドレイク
発表年:2001年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/14,300円、100ml/22,000円
ファムファタール入門
「ファムファタールへの道」。フランツ・フォン・シュトゥックの世界観を習得するための「悪徳のすすめ」。美しいオンナになるための悪徳習得の香り。そして、この香りを男性が身に纏うと、悪女を積極的に呼び寄せてしまう香り。
まさに蜂蜜を全身に塗りたくり蜜蜂の群の中を行進するような香り。悪女に刺され、学ぶべきものは何一つない。後は滅ぼされるのみ・・・まさに男にとっての「甘き滅びの美学」の香り。
この香りの世界観を映像にするならば、70年~80年代の江戸川乱歩の美女シリーズだろう(特に夏樹陽子様のエマニニエル!)。もうこのテーマ曲こそが、この香りのテーマ曲である。
2001年に誕生した「ダチュラノワール」は、フランス語で「ブラック・ダチュラ」を意味します。この香りは、2018年3月21日に、「コレクションノワール」の中に組み込まれました。
朝鮮アサガオであるダチュラ(別名:曼陀羅華、エンジェルズ・トランペット)は、毒をもち、強烈な幻覚剤として用いられることがあります。
チューベローズが、ヘリオトロープとビターアーモンド、そして、ココナッツ・オイルによりクリーミーに香り立ちます。ディオールの「ヒプノティック プワゾン」と比較されることが多い香りです。
この合法的毒殺を果たす香りは、クリストファー・シェルドレイクにより調香されました。
タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「ダチュラノワール」を「トロピカルヘリオトロープ」と呼び、「チェリーとココナッツとジャスミンの香る、熱帯の日焼けオイルの幻想」「安っぽく甘く、少々浮かれ過ぎだけれど、夏の暑さにはそういう楽しさがある」と3つ星(5段階評価)の評価をつけています。
香水データ
香水名:ダチュラノワール(黒のダチュラ)
原名:Datura Noir
種類:オード・パルファム
ブランド:セルジュ・ルタンス
調香師:クリストファー・シェルドレイク
発表年:2001年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/14,300円、100ml/22,000円
トップノート:マンダリン、レモンブロッサム
ミドルノート:オスマンサス、ヘリオトロープ、チューベローズ、バニラ、ココナッツ・オイル、アプリコット
ラストノート:ミルラ、ビターアーモンド、トンカビーン、ムスク