これぞBBルック!!

BBと言えば、ニットにハトメの太ベルトとミニスカート。

そして、ゴーゴーブーツ(ロングブーツ)。

マフラーはスカーフのように巻くべし。

60年代のジェーン・フォンダに与えた影響は計り知れない。
セシル・ルック7 BBルック
- マスタードカラーのニット
- タータンチェック柄のマフラー
- ブラックのハトメの太ベルト
- ブラウンのベルベットのラップミニ(先に登場したパンツと同じ生地)
- ブラウンのゴーゴーブーツ
ここに60年代のブリジット・バルドーの完成形を見ることが出来ます。
イエローではなくマスタードカラーのニットに、ハトメの太ベルト、そして、ベルベット生地のミニスカートと同系色のロングブーツ。それはまさに大地に咲くひまわりのようです。バルドー・ルックの真髄は、マスタードカラーとブラウンのアンサンブルにあるのです。
シンプル・イズ・ベスト

ボラボラ島で日焼けしたバルドーの肌に同化しているジャージードレス。

バルドー・スタイルの重要なアクセサリーは、60年代スーツスタイルの美男子です。

ローヒールサンダルを手に持ち裸足で歩くバルドー。

作品に全く思い入れがない分、自然体で演じていたバルドー。

後に、ファッション誌で再現されるようになった名シーン。
セシル・ルック8 ミニドレス
- 栗色のジャージーミニドレス
- ブラウンのローヒールサンダル
この作品は、ブリジット・バルドーにとって、最も出来の悪い作品のひとつであると彼女自身が回想しています。何よりも、混沌とした新婚生活で気もそぞろなバルドーにとって、映画は二の次のものでした。
だからこそ、彼女はこの作品の中では、好き勝手に、自分のスタイルを映像に映し出させています。裸足で歩き回り、気に入らないファッションはなるべく着ないで、ヘアスタイルは、プライベートで彼女自身が好んでいたナチュラル・スタイルに徹していたのです。
監督が、スーパースターの我侭を制御出来なかっただけなのかもしれないのですが、結局のところ、約90分のBBのPVとしては、ピエール・カルダンのウエディング・ドレスが登場するまでは、ほぼその役割を見事に果たしていたのでした。

中盤までローラン・テルジェフも抜群の味を生み出していました。