ラスティの最後のトレンチコート

足元にはプラダのボストン・バッグ。

どこまでも色気たっぷりにトレンチコートを着こなすブラッド・ピット。
ラスティ・ライアン・スタイル8 ベージュ・トレンチコート
- ベージュ色のトレンチコート
- シャンパングレー・シャツ
- シルバータイ
- ライトグレーのスラックス
- ブラウンのレザーのペニーローファー
- サングラスはディーゼルのコブレッティ
ここに最後のラスティのトレンチコートが登場します。映画史上4種類ものトレンチコートで現われる男性は存在しなかったのではないでしょうか?そして、その4種類それぞれが見事にテイストが違い、それでいて全てエッジーなアイテムであることは、イタリア女のコスチューム・デザイナー・ミレーナ・カノネロと、トレンドセッターのブラッド・ピットによるコラボレーションの妙です。
男性の軍隊服だったトレンチコートが、女性に袖を通されることによって、モードになって戻ってきました。そんなモード・トレンチのさらなる進化形が、女性デザイナーの手によるラスティ・コレクションであり、このコレクションは現在においても、かなり刺激的なシルエットだと言えるでしょう。あまりファッション&アパレル業界では言及されない本作は、忘れてはならない「トレンチコート・ムービー」なのです。
コットンベルベットのピーコート

幻のシーン。ライナスが地元シカゴ・イリノイで窃盗団を作ろうとしているシーンと思われる。

マット・デイモンは、ピーコート・アイコンです。彼ほどピーコートの似合う男性はなかなかいません。

チョコレートカラーの似合う男。
ライナス・コールドウェル・スタイル2 ピーコート
- チョコレート色のコットンベルベットのピーコート
- 白のボタンダウンシャツ
- ベージュのスラックス
- 白のソックス
- ブラウンのオックスフォード

ドン・チードルのダークブルーのチェスターフィールド・コートと蛇革模様のシャツがかなりオシャレ。
ヴァンサン・カッセルの登場

オールホワイト・ルックがさまになるヴァンサン・カッセル。

挿し色としてキャメル色をベルトとシューズに投入。
フランソワ・トゥルアー・スタイル1 リゾート・ルック
- 白の麻のシャツ
- 白にストライプのスラックス
- キャメル色のレザー・スリッポン
- キャメル色のレザー・ベルト
- べっ甲のサングラス
- ルイ・ヴィトンのタンブール
当時モニカ・ベルッチの夫でもあったフランスの名優ヴァンサン・カッセル(1966-)が登場します。ここにアメリカ人とフランス人の男の色気の出し方の違いが見えてきます。フランス男は、あくまでもシンプルにオシャレを演出する術を知っているということです。
特にこのリゾート・ルックのヴァンサンの着こなしは、タイムレスにシンプルな男のフェロモンの演出力に長けています。つまるところは、「白を恋人に出来る男」にならなければならないということなのです。

変装したフランソワ。白シャツにバーバリーのネクタイを着用。ライトグレーのピークドラペルのスーツにネイビーのベスト。
エリオット・グールドのサングラス

再びウルトラ・ゴライアス2を着用するエリオット・グールド。