女性がミリタリー・ファッションを着たはしり

ヘリコプターから潜水艦に乗り移る二人。

70年代当時、男性用だったミリタリー服に身を包むバーバラ。
アニヤ・アマソワ・ルック8 ミリタリールック
- カーキーのミリタリー・ファッション
- 白のカットソー
ベースボールキャップをかぶるボンドガール

ベースボールキャップがとても似合うバーバラ・バック。

そのキャップを脱ぐと、ロングヘアーが飛び出す!これぞ女の色気。

すごくタイトでモードなミリタリー服。

ジャネット・ジャクソンのような・・・
アニヤ・アマソワ・ルック9 ミリタリールックPART2
- ネイビーの潜水艦隊員服。赤縁、金のエポレット
- ベースボールキャップ
本作がファッション・シーンに与えた影響は、意外にもこのシーンにあります。それはベースボールキャップをかぶったバーバラ・バックのシーンであり、『がんばれ!ベアーズ』(1976)のテータム・オニールのような少女がベースボール・キャップをかぶった例を除くと、映画史上初めて女性が、ユニフォームを着ないで、ベースボールキャップをかぶった作品なのです。
このシーンのバーバラは、10数年後にMV「リズム・ネイション」(1989)において、ベースボール・キャップとミリタリー・スタイルのクールさを、女性のストリート・ファッションへと昇華させていったジャネット・ジャクソン(1966-)とまるでそっくりなのでした。
ロスストラップドレスからはみ出すバスト

最後の最後に、従来のボンドガールのように敵に捕まってしまう。

ストロンバーグに無理矢理着せられたストロンバーグ好みのファッションだ。

押し寄せる水のシーンで、バーバラはリアルでパニック状態になっていました。それにしても、この谷間・・・

ドン・ペリニヨン1952年、つまりP3を薦めるJB。そして、これがシリーズ最後のドン・ペリニヨンとなった。

同性であっても、視線が谷間に釘付けになるドレス。
アニヤ・アマソワ・ルック10 クロスストラップドレス
- 赤のクロスストラップドレス
- レッドサンダル
ソ連とイギリスの冷戦関係は、お互いの国の諜報部員が愛し合うことによって解決されていくという、素晴らしすぎるロジャー・ムーア理論=「愛こそすべて理論」。そして、その相手がバーバラ・バックという何を考えているか読み取れないミステリアス美女だったからこそ、一層盛り上がったのでした。
ティア・ポーターのドレスを着るバーバラ・バック
1977年4月3日、テレグラフのサンデー・マガジンのためにエジプトで撮影されたティア・ポーターのボヘミアン・シックを着こなすバーバラ・バック。