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ベイビー・ドライバー1(2017)【映画の中のファッション】(3ページ)

作品名:ベイビー・ドライバー Baby Driver(2017)
監督:エドガー・ライト
衣装:コートニー・ホフマン
出演者:アンセル・エルゴート/リリー・ジェームズ/ケヴィン・スペイシー/ジョン・ハム/エイザ・ゴンザレス/ジェイミー・フォックス/ジョン・バーンサル

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いつの時代も映画が、日常のファッションにヒントを与えてくれる。





ほんの少し昔の話です。『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)という〝ゾンビのフリをして輪になって踊ろう〟というとんでもない作品が誕生しました。ただただ、ステキすぎる作品でした。この作品を監督したエドガー・ライトが、2017年にアメリカで初めて撮った作品が本作『ベイビー・ドライバー』です。

まず最初に、この主人公のスタイルにはストリート・ファッションの要素は欠片も存在しません。彼は、21世紀の流行には全く興味のない青年です。そんな彼の名をベイビーと呼びます。

彼の仕事は、ゲッタウェイドライバー(逃がし屋)です。ほぼひとつのファッションで物語の全編を走り抜けるベイビーのスタイルは、50年代ファッションです。

ベイビーを演じるアンセル・エルゴート(1994-)のインディゴブルーの着こなしは、21世紀のジェームズ・ディーンのような存在感があります。特にジャケットが素晴らしいのですが、このジャケットを選ぶために80着ものジャケットを試着したといいます。

結局このジャケットは、トップショップで購入した3つのジャケット(トップマン)をフランケンシュタインのように組み合わせて作り上げたのでした(「スター・ウォーズ」のハン・ソロの衣裳をモチーフにした)。ちなみに中の白シャツは、ヴェルヴァシーンで、ジーンズはA.P.C.、シューズはフライです(デボラと同じブランド)。

ベイビー愛用の4種類のサングラス


ベイビーは作中で4種類のサングラスをつけています。それぞれとても魅力的なサングラスです。

オープニング・サングラスは、レイバンのウェイファーラーを原型にしたアイラブシェイズのウェイファーラーです。



そして、二つ目は、0.5mmのステンレスシートで構成されたかなり軽量なアイシーベルリンのFahrlehrer Klausをつけています。


さらに三つ目は、日本で言うところの1000円均一で販売されているアメリカ国旗サングラスです。


最後に、真打登場となります。それは、折りたためるペルソールのPO3132S。終盤に片方のグラスが取れ、『俺たちに明日はない』でウォーレン・ベイティが最後に見せる片眼鏡状態になります。

ブラックスーツ姿もとてもサマになっています。


そして、タンカージャケット。

私はベイビーには、作品の中でただひとつのファッションを通しで着て欲しかったの。それは、一人の主人公のために30着の衣裳を選ぶよりも、その一着を選ぶことのほうが遥かに難しいことなんです。

コートニー・ホフマン

主要登場人物の名前は、ベイビー・ドライバーの頭文字であるBとDからはじまります(デボラ、バディ、ダーリン、ドク、バッツ)。さすが英国人監督だけあって細部に対するこだわりも半端ないのですが、彼は登場人物にそれぞれのカラーを振り分けています。

ベイビーとデボラ(リリー・ジェームズ)は、白と黒、ダーリン(エイザ・ゴンザレス)はピンク、その夫のバディ(ジョン・ハム)はブルー、そして、バッツ(ジェイミー・フォックス)は赤です。

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