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エヴァ・ガードナー2 『モガンボ』2(2ページ)

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その他女を磨くアイコン映画女優
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作品名:モガンボ Mogambo(1953)
監督:ジョン・フォード
衣装:ヘレン・ローズ
出演者:クラーク・ゲーブル/エヴァ・ガードナー/グレース・ケリー

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パンツルックとネッカチーフの見事な組み合わせ

同年『ローマの休日』においても、オードリー・ヘプバーンが付けていた様に、ネッカチーフが1952年~53年にかけて世界中に大流行していました。

グレースの清楚さと、エヴァの快活さの対比。

きわめてタイムレスなパンツのシルエット。

男性のように立ち振る舞うエヴァはアンドロギュヌスの原型です。

エヴァ・ガードナー・ルック6 ロールアップ・パンツルック
  • 白ニット、半そで、幾何学模様
  • 赤のネッカチーフ
  • グレーの七分丈のパンツ、ロールアップ
  • 赤の太ベルト
  • ゴールドのチャンキーブレスレット
  • ブラウンのタッセル・ローファー

アンドロギュヌス・スタイルの原型ともいえるこのパンツ・ルックにおいて、エヴァ・ガードナーの本作における有名なシーンがやってきます。小象にバナナをあげるシーンです。小象に押されて、泥水の中に落ちてしまい衣装もドロドロになり、カットを求めるのですが、ジョン・フォードは撮影を続けました。

元々フォード(本作撮影時、彼はアカデミー賞を受賞したばかりでした)は、『わが谷は緑なりき』『静かなる男』のモーリン・オハラをキャスティングしたかったのですが、MGMが却下し、エヴァがその役柄を獲得したことが気に入らなかったのです。そのため撮影中の彼女に対する扱いは、クラーク・ゲーブルもフォードに意見するほどに醜いものでした。結果的に、このシーンは、最もおかしいシーンとなり、フォードも、エヴァの女優としてのガッツを認めるに至ったのでした。

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肩幅とウエストの格差が生み出す野生美

骨格がしっかりしているエヴァ・ガードナー。

オフショルダーの美学は、その首の魅せ方にあります。

ケニアの大自然の中でドレスアップしていても違和感がない女優はなかなかいません。

そのアニマルのごとき見事な肩幅が生み出す逞しさ。

初老の紳士と対面しても、引けを取らない存在感。

エヴァ・ガードナー・ルック7 ホワイト・オフショルダー
  • 白のオフショルダートップス
  • ブラックベルト
  • ゴールドのチャンキーブレスレット
  • ブラウンのサーキュラースカート、幾何学模様
  • 黒のハイヒールサンダル

オフショルダーは、肩幅の広い女性が最も避けるファッションです。その一例として、どれほど美しいトランスジェンダーであっても、オフショルダーを手に取ろうとはしません。しかし、それは大変もったいないことです。

肩幅の広い女性にこそ、オフショルダーは抜群の効果が生み出されるのです。ただし、ウエストラインが存在している場合に限ります。胸元を強調しすぎず、ウエストラインを強調し、フレアスカートで、砂時計のようなシルエットを生み出すと、そこには、エレガンスと官能性の奇跡的なハーモニーが生み出されることになるでしょう。

このエヴァ・ガードナーのスタイリングこそが、その奇跡の証明なのです。

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ジャングル・プリンセス・ドレス

ヘレン・ローズの最も得意とするイブニング・ドレスは・・・

エヴァとグレースそれぞれ一着のみの着用となります。

ハリウッドきっての酒豪と言われたエヴァ・ガードナー。

それぞれのイビニング・ドレスを着る二人。

エヴァ・ガードナーとクラーク・ゲーブル。

エヴァ・ガードナー・ルック8 ホワイト・イブニングドレス
  • 白のイブニングドレス、ストラップレス、チュール素材のスカート
  • 二連のパールネックレス
  • パールイヤリング
  • 三連のパールブレスレット
  • 黒のハイヒールサンダル
  • 白レースのハンカチーフ

グレース・ケリーのロイヤル・ウエディングのウエディング・ドレスも担当することになるヘレン・ローズのデザインしたホワイト・ドレス。アフリカの大自然の中で、グレース・ケリーのドレスよりも違和感を感じさせないジャングル・プリンセス・ドレスです。

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