究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ

アッティモ (アニック・メナード/ジャン=ピエール・ベソワール)

サルヴァトーレ・フェラガモ
©Salvatore Ferragamo
サルヴァトーレ・フェラガモ
この記事は約2分で読めます。
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
スポンサーリンク

香水データ

香水名:アッティモ Attimo オード・パルファム
ブランド:サルヴァトーレ・フェラガモ
調香師:アニック・メナード、ジャン=ピエール・ベソワール
発表年:2010年
対象性別:女性
価格:30ml/6,405円、50ml/9,450円、100ml/13,440円


トップノート:ロータス、和ナシ、キンカン
ミドルノート:ガーデニア、プルメリア、ピオニー
ラストノート:ムスク、パチョリ、ヴァージニア・シダー

スポンサーリンク

香水広告フォト&動画

©Salvatore Ferragamo

2010年9月に新しくサルヴァトーレ・フェラガモより発売された女性フレグランス「アッティモ」。そのネーミングのイタリア語の意味は「一瞬、瞬間」です。それは人生の最も大切なアッティモ(瞬間)とそれにまつわる豊かな感情を再現するというイメージで創られた香りです。

フローラル・グリーン・ウッディの香りは、アニック・メナードジャン=ピエール・ベソワールにより調香されました。

ロータスのほのかなグリーンを含んだ日本のナシのサクサク感が伝わってきそうな瑞々しい静かな甘さからはじまり、日本人が好きなガーデニア、ピオニーといったフローラルのブーケがエキゾチックなプルメリアと絡み合いながらやって来ます。そして、ラストには、ウッディーでムスキーな温かい官能性に香り全体が包まれます。女性用と言うよりは、ユニセックス仕様の香りです。

フェラガモのウェッジソールをモチーフにしたボトル・デザインは、どこか不恰好で洗練されていません。

キャンペーン・モデルは華麗なるヘミングウェイ一族の末裔であり、ファッション・モデルのドリー・ヘミングウェイが起用されました。

1947年にフェラガモが創造した「見えないサンダル」をイメージしたボトルデザインで、キャンペーン・モデルも和風な女性を起用していたならば、このフレグランスは、日本においては定番になりえたかもしれません。フェラガモと言うブランドはエクスクルーシブ・ラインの販売の失敗も含めて、フレグランスに対する商才は著しく欠けているブランドです。