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ジェームズ・ボンド

ロジャー・ムーア7 『007 私を愛したスパイ』2(2ページ)

ジェームズ・ボンド
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作品名:007 私を愛したスパイ The Spy Who Loved Me(1977)
監督:ルイス・ギルバート
衣装:ロナルド・パターソン
出演者:ロジャー・ムーア/バーバラ・バック/キャロライン・マンロー/クルト・ユルゲンス/リチャード・キール

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ジョーズと巡るサルディニア二泊三日の旅

地中海に相応しいライトブラウンのスーツ。

美しいロープドショルダー。

ジョーズの登場!ブラウンとスカイブルーの対比。

トリプルXに扮するバーバラ・バックの魅力は、70年代から80年代当時の日本人には理解されなかった。

マルチストライプの美しさがわかります。

こちらはクリーム色のシャツです。

そして、Qと共に登場するロータス・エスプリ。

ジェームズ・ボンド・スタイル4 ライトブラウン・シルクスーツ
  • テーラー:アンジェロ・ローマ
  • ライトブラウン・シルクスーツ、深いダブルベンツ、シングルの2つボタン、ノッチラペル、ロープドショルダー、フレア・パンツ、サイドポケットなし
  • エクリュとブラウンのマルチストライプ・シャツとクリーム色のシャツ、共にフランク・フォスターテッド・ラピドスが考案したタブカフ
  • クリーム、ライトブラウン、ダークブラウンのストライプタイ
  • ブラウンのホースビット・ローファー、サルヴァトーレ・フェラガモ


ジェームズ・ボンドとトリプルXは、ロータス・エスプリに乗って、サルディニア島のコスタ・スメラルダ(「エメラルドの海岸」の意味)に佇むホテル「カラ・ディ・ヴォルペ」に到着します。圧倒的なラグジュアリー感。これがロジャー・ムーアの前二作には欠けていた空気でした。

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本作のハイライト・ファッション=ネイビーブレザー

ダークネイビー×ホワイト=究極のリゾート・スタイル。

ブレザーのボタンに特徴あり。シャンクボタンではない。

キャンディ・ストライプも見事にマッチングしています!

ブレザーの4つボタンとセイコーのデジタル時計の相性は抜群。

なんとなく見えるフェラガモのホースビットローファー。

キャンディ・ストライプ・シャツ全開!

ジェームズ・ボンド・スタイル5 ダークネイビーブレザー
  • テーラー:アンジェロ・ローマ
  • ダークネイビーブレザー、シンブル、2つボタン、ロープドショルダー、幅広のノッチラペル、チケットボタン、金属製のシャンクボタンではなく、シルバートーンの金属製の通常のボタン
  • 白地にブルーのキャンディ・ストライプのコットンドレスシャツ、フランク・フォスター、テッド・ラピドスが考案したタブカフ
  • ブルー・シルクタイ
  • ウールギャバジンのホワイトパンツ、フレア、ベルトなし
  • ブラックレザーのゴールドホースビット・ローファー、ヒールあり、サルヴァトーレ・フェラガモ
  • セイコークオーツLC

本作におけるボンド・スタイルの最も印象的なスタイルが、タキシード・スタイルとしたら、その双璧を成すのが、このネイビーブレザー・スタイルと言えるでしょう。そこにタイムレスなリゾート・スタイルを見ることができます。そして、21世紀を生きる私たちにとって、このリゾート・スタイルが、夏のオフィス・スタイルにも取り入れられていることを知ることができるのです。

このボンド・スタイルは、フレアパンツと、ブレザーのラペルの太ささえ再調整すれば、夏のオフィス・スタイルとしても全く違和感のないスタイルなのです。