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【ゲラン】ミュゲ 2019(ティエリー・ワッサー)

ゲラン
©GUERLAIN
ゲランティエリー ワッサーブランド調香師香りの美学
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ミュゲ 2019

原名:Muguet Millésime 2019
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2019年
対象性別:女性
価格:125ml/75,000円

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世界で最も高価なスズランの香り

©GUERLAIN

ミュゲから天然香料を抽出することは出来ません。ミュゲの香りは素晴らしいのですが、そこから精油を抽出することが出来ないのです。だから、ミュゲ香水の香りは人工的になりがちなのです。

基本的に、ローズとジャスミン、百合に、少しのグリーンを重ね合わせれば、うまくいけばミュゲの香りが完成します。私はゲランのミュゲを調香するにあたり、ただひとつの基準を設けています。それは、その香りを嗅いだ瞬間、笑顔になれるかどうかです。

ティエリー・ワッサー

ゲラン初のスズランの香りとして「ミュゲ」は、1908年にジャック・ゲランにより調香され、190本のみ限定販売されました。そして、1998年に、ジャン=ポール・ゲランにより「ミュゲ」は復刻され、2006年以降は、毎年5月1日にあわせて限定発売されるようになりました。

5月1日は、フランスでは「スズランの日」です。それは1560年5月1日に、スズランのブーケを進呈されたフランス王シャルル9世とその母カトリーヌ・ド・メディシスが、この喜びを多くの人と分かち合おうと、翌年5月1日より毎年宮廷のご婦人たちにスズランを贈るようになり、はじまった風習です。

そして、現代においても、フランスでは、5月1日に、幸せを運ぶ花束としてスズランのブーケを贈る風習が残っています(特に13の鈴があると最も幸運であるとされる)。

2019年4月25日に発売されたこの香りは、ゲランの五代目専属調香師ティエリー・ワッサーにより調香されました。

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13の鈴があるスズランの香りを目指して

私の作るスズランは、少し緑色が強いです。なぜなら、私は青々としたグリーンノートが大好きだからです。嗅ぐとすぐに微笑が生まれるような、ハッピーでフレッシュな香りを作りました。

ティエリー・ワッサー

ティエリーの作るスズランは、最初からスズランが美しく新緑の風に乗って軽快にやってきます。透き通るように心から微笑みが生まれる優しげな表情がこのスズランにはあります。

自然の中で咲いていたスズランをいくつか摘み取って花瓶に挿したばかりのようなフレッシュグリーンなスズランが、みずみずしいローズとジャスミンにより、温かな甘やかな余韻で包み込まれてゆくのです。

どこまでも心を温めてくれるような悲しさや儚さを感じさせない、意気揚々とした春の訪れを感じさせるスズランの香りです。

世界初の3Dナチュラルシルクを生み出したセリシンヌとコラボした、ボトル全体がシルクで覆われているビーボトルは、2019年のみの限定ボトルです。

世界中で5019本のみ生産され、すべてのボトル底面にはひとつずつ手書きのシリアルナンバーが入っています。

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香水データ

香水名:ミュゲ 2019
原名:Muguet Millésime 2019
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2019年
対象性別:女性
価格:125ml/75,000円


トップノート:グリーン・ノーツ
ミドルノート:スズラン、ライラック
ラストノート:ローズ、ジャスミン

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