究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ
カイエデモード香水図鑑を応援する|2025年4月21日~22日終日

2025年夏に9年目を迎えるカイエデモード香水図鑑。このたび聖地調査が完了し、5月より東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸の約100か所の『香水超聖地ガイド』の更新と『全国フレグランスMAP』を初公開致します。さらに、4月末より、これからの日本の香水業界を動かしていく25人のキーパーソンのインタビュー記事『フレグランス・アイコン・インタビューズ』を公開させて頂く予定です。

この大いなる活動にあたり、2025年4月21日から22日終日にあたりご寄付を募らせて頂きます。

詳細ページへ

【バイレード】ラ テュリップ(ジェローム・エピネット)

バイレード
バイレード
この記事は約2分で読めます。

ラ テュリップ

原名:La Tulipe
種類:オード・パルファム
ブランド:バイレード
調香師:ジェローム・エピネット
発表年:2010年
対象性別:女性
価格:50ml/26,070円、100ml/38,170円
公式ホームページ:バイレード

スポンサーリンク

とてもめずらしいチューリップの香り


チューリップには香りがないという人が多いので、もしチューリップに香りがあれば、どんな香りがするのだろうかというファンタジーをこの香りで体現してみました。

ベン・ゴーラム

2006年に創立されたバイレードから2010年に発売された「ラ テュリップ」は、ジェローム・エピネットによって調香されました。

チューリップはトルコ原産の花です。10世紀からペルシアで栽培が開始され、今ではオランダが主要生産国です。春を呼ぶ花でもあり、バラに次いで品種が多く2000~8000種類あると言われています。

スポンサーリンク

チューリップの花束を抱きかかえる淑女の香り


さて、この香りは、冬が終わり、大地が再生する合図のようにいっせいにチューリップが咲き誇る風景を香りで描いています。チューリップの咲き始めは朝露と共にはじまります。

チューリップの花びらから茎へとひた向きに進んでいく朝露のように、フレッシュグリーンなルバーブがアルデハイドに溶け込むようにして春の到来が香り立ちます。それはスズランのようなフレッシュグリーンな香りとも言えます。

すぐにフリージアとシクラメンのブレンドがパウダリーなライラックの甘さをグリーンノートに併せ持たせてゆきます。確かに可憐なチューリップを連想させます。

そして、ドライダウンと共に、アーシィーなベチバーによる球根の湿った感覚を加えながら、ホワイトムスクがグリーンフリージアを温かく包み込んでくれます。

チューリップの花束を腕に抱きかかえ佇む淑女のような、透き通った女性美を感じさせる香りです。クラシカルでありながら、間違いなく都会的である香りです。

スポンサーリンク

香水データ

香水名:ラ テュリップ
原名:La Tulipe
種類:オード・パルファム
ブランド:バイレード
調香師:ジェローム・エピネット
発表年:2010年
対象性別:女性
価格:50ml/26,070円、100ml/38,170円
公式ホームページ:バイレード


トップノート:ルバーブ、シクラメン、フリージア
ミドルノート:チューリップ
ラストノート:ブロンドウッド、ベチバー