究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ

【ニシャネ】エーゲ(エーゲ海)(イリアス・エウメニデス)

ニシャネ
ニシャネ
この記事は約3分で読めます。
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

エーゲ(エーゲ海)

原名:Ege / Αιγαίο
種類:エキストレド パルファム
ブランド:ニシャネ|NISHANE
調香師:イリアス・エウメニデス
発表年:2020年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/34,100円
販売代理店ホームページ:NOSE SHOP

スポンサーリンク

究極のアクアノート。それはエーゲ海に捧げる香り


2012年にトルコ・イスタンブールで創業したフレグランス・ブランドのニシャネより、2020年に『ノーバウンダリーズ(境界線なき)コレクション』という名の下で発表された八つの香りのうちのひとつ「エーゲ」は、アロマティック・スパイシーな香りとして、イリアス・エウメニデスにより調香されました。約1年半の歳月をかけて生み出されました。

アルベルト・モリヤスの下で鍛え上げられたイリアス・エウメニデスは、彼がイスタンブールで生まれ、10歳の時にギリシアのアテネに引越し、18歳でパリに移り住み、ISIPCAで学び、フィルメニッヒで働くようになりました。

このバックグラウンドが、彼にこの「エーゲ海」の香りを作らせることになったのでした。実に美しいターコイズブルーのボトルに書かれた〝Ege / Αιγαίο〟とはトルコ語とギリシア語で〝エーゲ〟を意味します。

エーゲ海が美しいトルコのイズミル(「エーゲ海の真珠」)とギリシアのアテネをテーマにして生み出された香りです(実は、この香りは、〝エーゲ海の夏の夜〟をイメージした香り)。

それは窓を開けるとそこにはターコイズブルーの海が広がるという〝エーゲ海の奇跡〟を香りに封じ込めたフレグランスです。潮風に乗ってミネラルと共に運ばれてくるシトラスとハーブとスパイスの香りで生み出された究極のアクアノートの香りです。

最初にユズとバイオレットリーフのシトラスとハーブの爽快感からはじまります。そこにベースのオリバナムが、(ギリシアとキプロスで生産される)ウーゾのような独特なアニスの香りと溶け合いながら、アクアノートにグリーンの安らぎを与えていきます。

まさにこの香りの稀有な点は、グリーンノートによってアクアノートを生み出している点にあります。

やがて、ミントとバジルのきらめきが、激しい荒波のアクアノートではなく、どこまでも透き通るターコイズブルーの輝く海が広がる穏やかなアクアノートへと導いていきます。

やっぱこの香りのイメージは、「女は海ぃ~~」のチッチョリーナの『エーゲ海に捧ぐ』(1979)でしょう!

スポンサーリンク

香水データ

香水名:エーゲ(エーゲ海)
原名:Ege / Αιγαίο
種類:エキストレド パルファム
ブランド:ニシャネ|NISHANE
調香師:イリアス・エウメニデス
発表年:2020年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/34,100円
販売代理店ホームページ:NOSE SHOP


トップノート:ユズ、バイオレットリーフ、アニス
ミドルノート:バジル、グリーンカルダモン、ミント
ラストノート:オリバナム、リコリス