究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ

ブリジット・バルドー11 『セシルの歓び』1(3ページ)

ブリジット・バルドー
ブリジット・バルドー
この記事は約3分で読めます。
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
スポンサーリンク

ピエール・カルダンは衣裳を担当していません。

この作品は、ファッション誌で書かれているようにピエール・カルダンが衣裳を担当しているわけではない。

トム・ブラウン的なボーダーの使い方が面白いパジャマルック。

アルレット・ナスタのブランド〝リアル〟のショッパーを持つバルドー。

休憩中に犬と戯れるバルドー。1966年から彼女の動物愛護運動は本格化しました。

バルドー映画の面白い見方として、動物とのスキンシップシーンが、本当に動物を愛していることが伝わるところにあります。

パジャマとセーラー服がミックスされたデザイン。

新しいパジャマの定番にはなりませんでした。


セシル・ルック4 グレー・パジャマルック
  • グレーのコットンジャージー・セーラー・パジャマ
  • クロップド・レギンス

この作品の衣裳を担当したのは、バルドーが、崇拝していたファッション・デザイナーであるアルレット・ナスタ(1937-)でした。つまり、一般的に記載されるようにピエール・カルダンによるものではありません(彼がデザインしたものは、ウエディング・ドレスのみ)。

アルレット・ナスタほど日本で過小評価されているファッション・デザイナーは存在しません。彼女こそが、『シェルブールの雨傘』で登場したギンガムドレスを発明した人であり、60年代のブリジット・バルドーのスタイルをほぼ全て創造した人なのです。そして、そんなバルドー・ルックに影響され、ジェーン・フォンダや、カトリーヌ・ドヌーヴ、シルヴィ・バルタン、ジーン・セバーグ、ジュリー・クリスティ、エリザベス・テイラーもこぞって、彼女の顧客になっていったのでした。

アルレットが1957年に僅か19歳でオープンしたパリの高級ブティック「リアル」は、マリー・クワントが1955年にロンドンでオープンした高級ブティック「バザール」と共に、当時の若きファッショニスタ達の関心を一身に浴びたのでした。

スポンサーリンク

マイケル・サーンのフォトグラファー・ルック

スエード・ブルゾンの下にポロシャツの着こなしが素晴らしい。とても26歳には見えない。