アニック・メナード

ボワ ダルメニ (アニック・メナード)

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香水データ

香水名:ボワ ダルメニ Bois d’Armenie オード・パルファム
ブランド:ゲラン
調香師:アニック・メナード
発表年:2006年
対象性別:ユニセックス
価格:75ml/32,000円
公式ホームページ:ゲラン


トップノート:アイリス、ピンクペッパー、フランキンセンス
ミドルノート:コリアンダー、ラオス産ベンゾイン、ガイヤックウッド
ラストノート:パチョリ、ホワイトムスク、コパフ・バーム

香水広告フォト&動画

ルカ・トゥリン

★★★☆☆ スイート・ストラックス

私はチャーミングなフランス土産「パピエダルメニ」が大好きだ。それはベンゾイン樹脂に浸した細い紙切れを燃やすもので、派手な緑と黄色の表紙のついた冊子になっている。能書きによると妖気のようなものを一瞬で追い払うそうだ。その上私はこの香水の調香をしたアニック・メナードの大ファンだが努力してみてもこの香水が好きになれない。ベンゾイン(安息香)とミルラ(没薬)の樹脂には、リフトのあるスモーキーな香りのほかに、平たい、メランコリーでハニーのような、赤ん坊の尿を思わせる香り、フェニル酢酸風の香りが含まれている。樹脂の香水にはそれが消されているものと、そうでないものとあり、このBdAの場合にはかなり前面に出ている。甘くパウダリーなドライダウンはいいできで、個性的ではないが正統派の味わいだ。もしデュショフールの「タンブクトゥ」というものがなければ、この古代の材料で綴られたエッセイを愛したかもしれない、でもそれは確かに存在して、ほかのインセンス香水の顔色を失わせる。― ルカ・トゥリン

『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

香水についての解説


ゲランのフレグランス・クリエイティブ・ディレクターをつとめるシルヴェーヌ・ドゥラクルトが、幼少期から愛してきたパピエ ダルメニ(アルメニアの紙、1885年にフランスで発明されたが、アルメニア人には縁もゆかりもない)。それは、19世紀の消臭力とも言えるベンゾインが心安らかに香る〝紙のお香〟です。

シルヴェーヌは、この〝紙のお香〟をフレグランスにしたいと常々考えていました。そして、もう一人、この〝紙のお香〟を愛する女性の協力により、「ボワ ダルメニ」(アルメニアの森)という名のオリエンタル・ウッディの香りが生み出されたのでした。この女性の名をアニック・メナードと申します。

2005年、パリ・シャンゼリゼ通り68番地のゲラン本店のリニューアルオープンを記念して発売された「ラール エ ラ マティエール(芸術と貴重なる生の素材)」シリーズから2006年に発売された第四の香りです。

ゲラン特有の旅先案内人のようなアイリスとピンクペッパーの香りからはじまります。やがて、ベンゾインの香りが優しく絡み合うこの香りは、パウダリー、ウッディ、スパイシー、オリエンタルといった四つの要素の絶妙なバランスにより、温かく包み込んでくれます。

パチョリの香りによって団結力の高まった四つの香調の組み合わせが、ベンゾインの甘さと結びつき、(優しいお経に包まれているような)魂に安らぎを与える香り立ちを生み出しています。それは、香りの温泉とでも申しましょうか?まさに、睡眠を呼び覚ます効果と、安眠効果が絶大な「安らぎの香り」です。

ベンゾインは大きくラオスやベトナム、タイを主産地とするシャムベンゾインと、インドネシアを主産地とするスマトラベンゾインに分けられます。なかでもシャムベンゾインは、より高価なのですが、バニラのように甘く調香師にはとても人気があります。

ある淑女と呼ばれる女性が、私にこの香りについてこう形容してくれました。「愛する男性とセックスした後の満たされた瞬間が永遠になったような香り」だと。彼女の口から下品な単語を聞いたのは、この時が最初で最後でした。アイリスという旅先案内人により、お香に、森の生命力が与えられた香りです。

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