ブラック・マジック・ウーマン
アニタ・パレンバーグ・ルック2
- 一角獣の角のヘッドドレス
- シースルーとスパンコールとファーによるブラックドレス。お腹、太もも、胸元、腕周りを露出
- 黒のショートグローブにはビジューの爪
- ベージュのボディストッキング
- 黒パンプス
ブラック・マジック・ウーマンと呼ばれるに相応しいアニタ・パレンバーグの魅力が堪能できる衣裳です。動くアニタの映像は、極めて少ないのですが、そんな姿がたっぷりと堪能できる本作を見ていると、アニタ・パレンバーグという女性が、なぜローリング・ストーンズを、あれほど虜にしたのかが理解できます。
その表情は、劇的なまでに魅力的なのです。そして、この1968年と言う年が、アニタにとって間違いなくその美貌に於いてもピークの年だったのです。
それは実生活を反映させた役柄でした。
アニタ・パレンバーグ・ルック3
- シルバーシャギーのおかっぱ頭
- ブラック・フリンジレオタード
- ブラック・グローブ
アニタ・パレンバーグは永遠に不滅です。

アニタ・パレンバーグとロジェ・ヴァディム。

『パフォーマンス』のセットにて。1970年。

『パフォーマンス』のセットにて。1970年。
私は、セント・マーチンズを卒業したが、ファッション・ワールドには興味がありませんでした。それは、とても下劣で、盗み合いで、精神的にハードな世界であることを知っています。ただ、私はテキスタイルにだけ興味がありました。そして、卒業後、インドのジャイプルで六ヶ月間働きました。しかし、その間に母親の病いにより、5年間看病のためにキャリアをストップしたのでした。
アニタ・パレンバーグ
「私は40年以上は絶対に生きることは出来ないだろうと覚悟していた」というアニタは、2017年に75歳でC型肝炎で亡くなるまで、長寿を全うしました。しかし、30代後半から、肥満や、麻薬と飲酒による後遺症により、実年齢より遥かに加齢した容貌になってしまい、かつての美貌とスタイルは完全に失われました。
1960年代から70年代を経て、その輝きは消え失せ、二度と輝きを取り戻せなかった女性アニタ・パレンバーグ。彼女は、カッコ良く破滅の終止符を打つことの出来なかったのですが、60年代から70年代ロックを体現したファッション・アイコンだったことは間違いないのです。