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【グッチ】グッチ ブルーム シリーズの全て

グッチ
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グッチ ブルーム

Gucci Bloom 2015年にアレッサンドロ・ミケーレがグッチのクリエイティブ・ディレクターに就任し、はじめて彼の完全プロデュースの下で生み出されたフレグランス。それが「グッチ ブルーム」です。そのコンセプトは、21世紀の桃源郷であり、ノージェンダーの悦びの世界への誘いです。

「香りで人々の戦闘意欲を喪失させよう。そうすれば、世界は平和なものに変わるだろう!」。チャールズ・マンソンが音楽を創らずに、香りを創っていたならば、彼はヘルター・スケルターにはならなかったであろう。そんなシリーズです(要するにフラワーパワーの香り)。

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我こそはアレッサンドロ・ミケーレなり

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グッチのフレグランスが栄光に満ちていた時代。それはトム・フォード王朝時代の1994年から2004年の間でした。そして、彼が去り、後任のフリーダ・ジャンニーニは、フレグランスを、P&Gのコーポレートチームに丸投げしました。「グッチ・ブルーム」とは、そんな状況を苦々しく見ていたひとりの男の物語なのです。

この男の名をアレッサンドロ・ミケーレと申します。彼がグッチのデザイナーになったのは2002年のことでした。そして、2015年2月にフリーダと当時グッチのCEOだった彼女の夫が突然辞職したことにより、無名の男アレッサンドロが、突如としてグッチの第三王朝を作るという大任を任せられたのでした。

今では、彼が出現するまでファッションシーンを席巻していた「プチプラ」と「ノームコア」というキーワードは、跡形もなく消え去るほどの、一大センセーションを巻き起こしたのでした。

そんな彼が、アルベルト・モリヤスと共に、グッチ・フレグランスの再興を目指し、作り上げたはじめてのグッチの香りが、「グッチ ブルーム」六部作でした。

すべてに共通している香料は、インド産チューベローズと、「共抽出」という業界初の特別な方法で取り出したジャスミンの芽エキス、そして、蔓性植物ラングーンクリーパーでした。

この香りのコンセプトは、アルベルトが語るさりげない一言に凝縮されています。

実のところ、グッチ・ブルームには、麻薬の要素も存在するんだ。

アルベルト・モリヤス

この六部作は、明確に、1960年代後半から70年代前半にかけてのフラワーパワー・ジェネレーションにインスパイアされた香りであり、「香りのLSD」を生み出そうとした裏テーマがあります。

しかし、どういう意図で生み出されたにせよ、他にはない不思議な香りであることは間違いありません(フローラルが嫌いな人もこの香りだけは好きという人がいることも含めて)。そして、それでいて香りのデジャブを生み出してくれるのが、グッチ・ブルームの神秘的なところなのです。

さぁ、空想のお花畑を駆けて見せて!そして、青いアイリスを回すのよ!

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<グッチ・ブルーム>六部作

2017年


グッチ・ブルーム

2018年


グッチ・ブルーム ネッターレ ディ フィオーリ

グッチ・ブルーム アクア ディ フィオーリ

2019年


グッチ ブルーム アンブロシア ディ フィオーリ

グッチ ブルーム ゴッチェ ディ フィオーリ

2020年


グッチ ブルーム プロフーモ ディ フィオーリ