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【写真で見る】ラグジュアリーバッグを買うならこの20ブランド!【2018‐19年冬】

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16.マルニ


マルニはとても賢いブランドよ。マルニ・マーケット(2014年から)やマルニ×ポーター(2013年からはじまる。現在第十二弾)というロープライス戦略を行いつつも、決してブランド力を落とさずに、ゆっくりゆっくりとマルニの「リアル・ワールド」へと導いていくの・・・

マルニとクロエは、裕福な家庭に育った女性のためのラグジュアリー・ブランドと言っても過言ではないの。両ブランドの魅力は、20代にこそ爆発的な力を発揮するの。それらの服・靴・バッグの豊かな色彩は、チープさの欠片もなく、とてもハイセンスで、日本人女性の色彩感覚にぴったりなんだけど、どんなワードローブにも合うのではなく、選抜されたワードローブにだけ合うという特別性を持ち合わせているわけ。

つまりは、一般的に見ると、マルニが好きな絶対年齢層と価格帯が全く噛み合ってないということよ。このブランドの価格をファッションに興味のない人が聞くと、「そんなものに、なぜこんな金額がかかるの?」と失笑を禁じえないブランド、それがマルニなの。

何不自由なく暮してきた大金持ちのマダムが、ただひたすらに利益を度外視して「自分が着たい」から「世界に着せたい」と考えるファッションを生み出したところからこのブランドはスタートしたの。それは1994年にイタリア有数の毛皮メーカー「CiwiFurs」(フェンディの毛皮部門を手掛け手がける)の社長夫人コンスエロ・カスティリオーニがミラノにマルニを設立したことから始まるの。

2016年10月、カスティリオーニのクリエイティブ・ディレクター辞任以降は、彼女と共に、デザインを生み出してきたデザインチームが、新ディレクター、フランチェスコ・リッソ(2017-18年秋冬コレクションより就任。プラダで経験を積む)と共に、現在のマルニを、「女子大生が持っていたら一番モテそうなブランド」へと進化させていったわけなの。(圭子・スカイウォーカー)

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