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【ロベルト カヴァリ】ロベルト カヴァリ オード パルファム(ルイーズ・ターナー)

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©Roberto Cavalli
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ロベルト カヴァリ オード パルファム

原名:Roberto Cavalli Eau de Parfum
種類:オード・パルファム
ブランド:ロベルト・カヴァリ
調香師:ルイーズ・ターナー
発表年:2012年
対象性別:女性
価格:30ml/7,350円、50ml/9,975円、75ml/12,075円

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オンナを野性の虎に変えてしまう、ロベルト・カヴァリの香り

©Roberto Cavalli

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1940年11月にイタリアのフィレンツェに生まれた少年がまだ三歳の頃、カヴリーリアの虐殺で父親がナチスにより虐殺されました。そんな悲しすぎる過去を持つロベルト・カヴァリ(1940-2024)は、第二次世界大戦で敗戦国だったイタリアが、ファッション大国となっていく1970年代に自身の名を冠したブランドを創業しました。

アニマル・プリントをはじめとする享楽的かつド派手な装飾が施されたデザインによって、21世紀にマドンナジェニファー・ロペスビヨンセといったポップスターがコンサートの衣装として、またはハリウッド・セレブがレッドカーペットのドレスとして愛するラグジュアリー・ブランドの地位を獲得しました。

ロベルト・カヴァリがブランド初のフレグランスを、コティと提携し発表したのは、2002年のことでした。そして2012年に発売されたシグネチャー・フレグランスが「ロベルト カヴァリ オード パルファム」でした。ルイーズ・ターナーにより調香されました。

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全人類が足許にひれ伏すほどの完璧な美女を作り出す〝黄金の水〟

©Roberto Cavalli

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まず最初に、この香りは、悪魔的なまでに着用者の美を覚醒させる香りです。ルイーズ・ターナーという調香師の恐ろしい所は、「グッドガール」「ロストチェリー」といった代表作を見ても分かるように、香りの中に悪魔を召喚することが出来る、黒魔術師のような調香師であるという事です。

「ロベルト カヴァリ オード パルファム」は、そんなルイーズ・ターナーの手腕が思う存分発揮された、〝悪魔がそっとあなたに耳打ちする香り〟なのです。

わたしはそっとこう耳打ちしておく。「いっそあなたの悪魔を育てて大きくした方がいい。あなたにも偉大さへの道はまだひとつ残されている」と。

『ツァラトゥストラはかく語りき』 フリードリッヒ・ニーチェ

〝虎だ!虎だ!おまえは虎になるのだ!〟そんな叫びが脳裏に響き渡るようにスプレーから飛び出してゆくこの香りは、シャンパンのように弾けるピンクペッパーの中から、すぐにオレンジ・ブロッサムとチューベローズがピリっとした濃厚な蜂蜜のような甘やかさを満ち広がるようにしてはじまります。

そして注ぎ込まれるアンバリーバニラとベンゾイン、トンカビーンが、花の蜜にとろけてゆき、金粉に温められるようにリッチなオリエンタルの余韻で抱擁してくれるのです。

まさに〝身にまとうペインキラー〟であり、キャンペーンイメージそのままの香りと言っても過言ではありません。ゆっくりと忍び寄る虎柄のドレスを着た絶世の美女。まるで世界の生き血を飲みつくすような、ゴージャスな肢体から匂い立つ艶やかな黄金の香りと、甘い吐息に、酔わされ、満たされ、飢えさせられ、骨の髄までしゃぶりつくされていくように、ゆっくりと〝魔の刻〟に溺れるように満たされるのです。

ミューズとしてエジプトとフランスにルーツを持つイタリア人ファッション・モデル、エリザ・セドナウィ(1987-)が起用されました。女性のように官能的な曲線を描いたボトル・デザインと、その上にティアラのように輝いている、ロゴが型押しされたボトルキャップが印象的です。

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香水データ

香水名:ロベルト カヴァリ オード パルファム
原名:Roberto Cavalli Eau de Parfum
種類:オード・パルファム
ブランド:ロベルト・カヴァリ
調香師:ルイーズ・ターナー
発表年:2012年
対象性別:女性
価格:30ml/7,350円、50ml/9,975円、75ml/12,075円


トップノート:ピンクペッパー
ミドルノート:アフリカン・オレンジ・ブロッサム
ラストノート:バニラ、ベンゾイン、トンカビーン