究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ

【ゲラン】ミュゲ 2023(ティエリー・ワッサー)

ゲラン
©GUERLAIN
ゲラン
この記事は約4分で読めます。
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

ミュゲ 2023

原名:Muguet Millésime 2023
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2023年
対象性別:女性
価格:125mL+20mL 99,000円

スポンサーリンク

陶芸と刺繍と香りがひとつになって、2023年のスズランを生み出す。

©GUERLAIN

©GUERLAIN

ゲラン初のスズランの香りとして「ミュゲ」は、1908年にジャック・ゲランにより調香され、190本のみ限定販売されました。そして、1998年に、ジャン=ポール・ゲランにより「ミュゲ」は復刻され、2006年以降は、毎年5月1日にあわせて限定発売されるようになりました。

2023年4月11日に限定発売された、2023年の「ミュゲ」は、ゲランの五代目専属調香師ティエリー・ワッサーにより調香されました。

基本的に、2016年以降「ミュゲ」は、微調整だけ施されていると言われています。グリーンノートとジャスミンサンバック・アブソリュート、ローズエッセンス、ローズ・アブソリュートが織り成す〝幸せのスズラン〟の香りです。

ベルガモットが弾ける中、フレッシュなグリーンノートが広がってゆきます。そんな中から、スズランが開花してゆくようにしてこの香りははじまります。

そして、スズランの開花を祝福するように、ピンクと白い花びらで包み込んでいくように、ローズとジャスミンがのびやかに、まどろむように溶け込んでゆくのです。

スポンサーリンク

セラミックのスズランに生命を吹き込んでいくように...

©GUERLAIN

©GUERLAIN

©GUERLAIN

©GUERLAIN

©GUERLAIN

今回のボトルデザインは、陶芸と刺繍を融合した、二つのサヴォアフェールの融合です。

セラミックアーティストのカレン・スワミが、自然な流動線型のドームの上にボトルを覆うように大きなスズランの花弁6枚を重ねてゆきます。そして、理想の質感を叶えるためエナメル釉薬を施さない素焼きを採用し、1枚ずつ葉脈を刻んだ繊細な〝セラミックのスズラン〟を製作しました。

そこにパリの刺繍メゾンの老舗アトリエ・ヴェルモンが手掛けたオートクチュールリボンをデコレーションしています。スズランの葉に見立てた、優しいグリーンのチュールリボンひとつひとつに、刺繍職人が手作業でスズランの小枝を刺繍しています。繊細なビジューで表現した、露のように煌めくスズランの花もロマンティックです。

アトリエ・ヴェルモンは、高級オートクチュールの刺繍を1956年より手がけてきました(2012年にディオールに買収されているので、同じLVMHグループです)。

2023年のミュゲは、5000本限定で販売されました。

ヴァレンティノ 2017年春夏オートクチュールコレクションの一部の衣装の刺繍を行う。

ディオール 2012年春夏オートクチュールコレクション

スポンサーリンク

香水データ

香水名:ミュゲ 2023
原名:Muguet Millésime 2023
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2023年
対象性別:女性
価格:125mL+20mL 99,000円


シングルノート:グリーンノート、スズラン、ローズ、ジャスミン