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【ゲラン】メタリカ/メタリス(ジャン=ポール・ゲラン)

ゲラン
ゲランジャン・ポール・ゲランブランド調香師香りの美学
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メタリカ/メタリス

原名:Metallica/Metalys
種類:オード・パルファム
ブランド:ゲラン
調香師:ジャン=ポール・ゲラン
発表年:2000年
対象性別:女性
価格:不明

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バニラ・マスターが最後に憧れる〝幻の黄金郷〟の香り

©GUERLAIN

2000年にミレニアム限定版として発売されたゲランの「メタリカ」は、ゲランの四代目調香師ジャン=ポール・ゲランにより調香されました。「メタリカ」とは、ラテン語で「金属」の意味です。

発売直後の2000年12月にこの香りは、ヘビーメタル・バンド『メタリカ』に訴えられてしまいました(ちなみにヴィクトリアズ・シークレットも、1998年に発売したリップペンシルに「メタリカ」という名を使用したことにより訴えられていた)。

メタリカの名曲「エンター・サンドマン」(1991)をジャン=ポールが聴いたことがあるとは思えないのですが、香りの全体的なムードは、メルヘンと不気味さが入り混じったこの曲のムードそのものです。

東映映画のオープニングの「荒磯に波」、MGM映画の「吼えるライオン」、ゴールデンハーベスト映画の「ドンドンドンドン」のように、ゲランと言えば、弾けるようなアルデヒド・ベルガモットの定番のオープニングからこの香りははじまります。

この香りは「メタル・マスター」(私の最も好きなメタリカの曲は「Master Of Puppets」です)の香りと呼びたくなるくらいにメタリック・バニラの稀有な香りがミドルノート以降香り全体を包み込んでくれます。バニラ・ラバーにとっては、必ず登るべき山と言っても過言ではない香りです。

香りを二言で説明すると〝蟻が集らないバニラ〟〝錆びる黄金のバニラ〟の香りです。

特にゲルリナーデと(スパイシーな)カーネーションの仲が良いのか悪いのか最後まで分からないドライダウンが素敵過ぎます。オレンジ・ブロッサムとイランイラン、ジャスミンがバニラとカーネーションの調停役を見事に果たしています。

2005年に、シャンゼリゼ通り68番地の店舗を改装し、地上3階の「メゾン・ド・ゲラン」 が完成した時に、「パトリモワンヌ コレクション」のうちのひとつとして、この香りは「メタリス」と名前を改め再販されました。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「メタリカ」を「フローラルムスク」と呼び、「思いのほか科学的なジャスミンから始まり、高級ホテルのシャンプーへと変化し、まとまりを失くした後ようやく、どことなく「パコ ラバンヌ プールオム」を想わせるムスク調のクマリンノートに着地する。とらえどころのない香り。」と2つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:メタリカ/メタリス
原名:Metallica/Metalys
種類:オード・パルファム
ブランド:ゲラン
調香師:ジャン=ポール・ゲラン
発表年:2000年
対象性別:女性
価格:不明


トップノート:オレンジ、ベルガモット、グレープフルーツ
ミドルノート:カーネーション、イランイラン、アイリス、オレンジ・ブロッサム、ローズ
ラストノート:バニラ、トンカビーン、アンバー、ムスク

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