究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ
ジバンシィ

【ジバンシィ】ランテルディ オードトワレ(アン・フリッポ/ドミニク・ロピオン/ファニー・バル)

ジバンシィ
©Givenchy Beauty
この記事は約4分で読めます。

ランテルディ オードトワレ

原名:L’Interdit Eau de Toilette
種類:オード・トワレ
ブランド:ジバンシィ
調香師:アン・フリッポ、ドミニク・ロピオン、ファニー・バル
発表年:2022年
対象性別:女性
価格:35ml/11,550円、50ml/13,750円、80ml/17,050円
公式ホームページ:ジバンシィ

スポンサーリンク

2019年に発売されたEDTバージョンの究極形態。

©Givenchy Beauty

©Givenchy Beauty

オードリー・ヘプバーンが愛した「ランテルディ」が61年ぶりに、2017年3月にリカルド・ティッシの後を継ぎアーティスティック・ディレクターに就任したクレア・ワイト・ケラー(メゾン初の女性の主任デザイナーであり、メーガン・マークルのウエディングドレスを作った)の指揮の下、「ランテルディ オードパルファム」として2018年9月に完全リニューアルされました。

クレアが「ジバンシィの新しい責任者になると分かったとき、私は女性の新しいビジョンを創造したいと思いました」という思いを込めて生み出された、とてもフローラル・ウッディの香りは、アン・フリッポドミニク・ロピオンファニー・バルによって調香されました。

その「オードトワレ」バージョンが、翌2019年8月30日に発売されました。同じ3人の調香師により生み出されたこの香りは、(グレープのような)チューベローズとオレンジ・ブロッサムのクリーミーでパウダリーな甘やかさは、EDPよりも穏やかで、ムスクにより、素肌により溶け込むように作られていました。

さらに、2022年9月2日より、同じ3人の調香師により、究極形態へと進化したニュー「オードトワレ」バージョンが発売されました。

スポンサーリンク

夜明けに抱かれて、白い花々が、素肌に揺らめく『禁断のジバンシィ』

©Givenchy Beauty

©Givenchy Beauty

禁断のジバンシィ』は、チューベローズとオレンジ・ブロッサムとジャスミンに夜明けに抱かれるような、とても贅沢な感覚に満たされる、21世紀のランテルディの究極形態です。

オレンジとマンダリンとベルガモットのシトラスシャワーがまるで太陽が頭上に落ちてくるように、明るく壮大な輝きと新鮮さで全身を満たすようにしてこの香りははじまります。

真っ白に燃え尽きていきそうな喪失感の中から、チューベローズ、オレンジ・ブロッサム、ジャスミンといった白い花々が、天にも昇る勢いで咲き誇り、素肌に花の蜜をたっぷりと滴らせていくのです。

何よりもアン・フリッポが得意とするオレンジブロッサムの四重奏がチューベローズ・アブソリュートと激しく溶け合います。この四重奏の内訳は、(水蒸気蒸留法で抽出される)ネロリ精油、アブソリュート、コンクリート、CO₂エキストラクトという壮絶たるものです。さらに、ジャスミン・グランディフローラムとジャスミン・サンバックのアブソリュートも注ぎ込まれていくのです。

ジバンシィのためにIFFが特別に抽出したオレンジ・ブロッサムのCO₂エキストラクトを使用しているのは、かなり珍しいです。

激しい白い花の舞が、素肌を突き抜け、甘い爆発を起こし、すべてを壊してしまわないように、ムスクとサンダルウッド、そしてインドネシア産パチョリエッセンス、ハイチ産ベチバーエッセンスが、情熱の嵐を、緩やかなグリーンと土の温かみで抱擁し、すべてをひとまとめに、女性の肌のぬくもりに溶け込み、やがてはフレッシュにきらめく香りのオーラを解き放っていくのです。

スポンサーリンク

香水データ

香水名:ランテルディ オードトワレ
原名:L’Interdit Eau de Toilette
種類:オード・トワレ
ブランド:ジバンシィ
調香師:アン・フリッポ、ドミニク・ロピオン、ファニー・バル
発表年:2022年
対象性別:女性
価格:35ml/11,550円、50ml/13,750円、80ml/17,050円
公式ホームページ:ジバンシィ


トップノート:ベルガモット、コートジボワール産ビターオレンジエッセンス
ミドルノート:チュニジア産オレンジブロッサム(精油、アブソリュート、コンクリート、CO2エクストラクト)、インド産チュベローズアブソリュート、インド産ジャスミンアブソリュート(グランディフローラム、サンバック)
ラストノート:インドネシア産パチョリエッセンス、ハイチ産ベチバーエッセンス、ムスク、サンダルウッド