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ルラボ 神戸BAL【全国香水聖地巡礼超ガイド2025】

関西・名古屋
©LE LABO
関西・名古屋
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ルラボ 神戸BAL

聖地評価:三ツ星
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー、メゾン マルジェラ、サンタ マリア ノヴェッラ、ディプティック、モルトンブラウンが集結する〝神戸の香りの聖地〟に存在する、2024年10月に誕生した『ルラボの聖地』。特に男性店長様は、全国でも三本の指に入る素晴らしい方です。

場所 兵庫・神戸
住所 兵庫県神⼾市中央区三宮町3丁⽬6-1 神⼾BAL 1F
電話 078-335-5058

現在、東日本と西日本のルラボの店内には、全く違う空気感が漂っています。特に2024年10月に誕生した神戸BAL店は、『日本でいちばん小さなルラボ』を、大きなお店へと進化させた伝説の店長様が栄転し、店長として陣頭指揮とられている店舗なので、古き良きルラボの神接客が継承されています。さらに2025年 7月1日から待望のフレッシュブレンディングもスタートしました。

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〝神戸の香りの聖地〟神戸BAL

©神戸BAL

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1994年9月にオープンした神戸BALは、1970年11月にオープンした京都BAL、1978年にオープンした心斎橋BAL(2004年に閉店。現在はジーユー心斎橋店)に次ぐ『第三のBAL』として誕生しました。

2017年に開業以来初の大規模改装を経て、2024年10月25日にリニューアルオープンしました。グランドフロアに「メゾン マルジェラ」「サンタ マリア ノヴェッラ」、そして「ルラボ」が新たに出店し、既にANNEXにある「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」と併せて、西日本の〝香りの聖地〟を生み出すことになりました。

ちなみに2025年6月21日にANNEX(正面隣のかなり最高な立地)にディプティックの新店舗もオープンしています。

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全国のルラボでも三本の指に入る素晴らしい男性店長様

©LE LABO

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実質的に路面店と言える「ルラボ神戸BAL」は、東日本のルラボの塩接客が、安定の通常運転化している中、昔のキラキラしていた情熱的な接客がまだ残っている西日本のルラボ接客の良さがある店舗です。

ちなみに、東日本においてルラボの塩接客は、エスティローダー・ジャパンが推奨している感じがします。そのため、ルラボ愛の深い店長やスタッフは、ここ1年間で皆去ってゆきました。利益を優先するために、昔からルラボの香りを愛している日本人のお客様ではなく、インバウンドと「アナザー13」を購入する新規層に対して〝さばく接客=置物接客〟が行われています。

話を神戸BAL店に戻しましょう。こちらにはかつて大阪高島屋店で店長をつとめてきた男性スタッフの方がおられます。元々この大阪高島屋店は、フレデリック・マル/キリアン(2019年3月1日~2022年まで)に隣接する形で、こじんまりカウンターを構え、存在していました(キリマルが撤退後はビュリー)。

そんな日本で最も小さいルラボ=『小さな巨人』で、ずっと頑張ってきたこの青年は数年後、店長になりました。そして、お客様と寄り添い香りを選ぶその姿勢と、素晴らしいスタッフに恵まれ、着実に売り上げを上げていったこの『小さな巨人』は、ついに、2024年3月、大きな店舗としてリニューアル・オープンさせることに成功しました。

この男性店長様は、元々セレクトショップの販売員をされていただけあり、スタイリングするように香りを選んでくださる方です。とにかく色々なブランドの(昔の)香水と、香水の歴史について、とことんまで勉強しておられることがよく伝わってきます。

でありながら、決して香水の知識をひけらかしたり、お客様の話の腰を折ったりすることなく、丁寧にお客様の感覚を大切にしながら、香りを選んで下さる素敵な接客姿勢の方です。

ルラボのフレグランスの販売において、ごく稀に経験するのが、ムエットとちょっとした定型文のような説明(バニラアイスクリームに添えられたミントのような)だけで、沈黙で反応を待つという『どうですか?接客』の方がおられます。

しかし、彼は〝ゆっくりとお客様のペースを尊重して接客してくださる(押し売りする感じは全くない)〟本当に優れた接客力をお持ちの方です。