LE LABO KYOTO MACHIYA(ルラボ 京都町屋)
場所 京都・四条
住所 京都府京都市中京区木屋町通 四条上る2丁目下樵木町206番地
電話 075-708-3905
京都の町屋が、ルラボのショップになりました。
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玄関入口 Courtesy of Le Labo
フエギアは、かつて2020年に祇園のラ・メゾン・ジュヴォー京都祇園店の隣に世界初の町屋ブティックをオープンする予定でした。しかし、新型コロナウイルスの影響により、残念ながら出店がキャンセルされました。
そして、同時期に出店予定されていたLE LABO KYOTOの出店もキャンセルされるのではと危惧されていたのですが、2020年7月1日(水)に無事出店される流れとなりました。
かの地で約3年半、店長をつとめておられた方が、京桜の美しい2024年3月20日にオープンした京都町屋店の新店長に就任することとなりました。この方は、約10年以上前からルラボ代官山店で、(現在、丸の内店のシニアマネージャーをされている)GINZA SIXの元神店長様の下で、ルラボのブランドの精神を大切にしてこられた、生え抜きの方です。
ちなみに彼と同じ時期にルラボ代官山に入社された二人の男性の方々も、ドルセー、フエギアで神販売員として大活躍しておられます。
西日本だけではなく、世界の『LE LABOの聖地』
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玄関入口を入ると元の酒蔵の雰囲気を生かした店内スペースが広がる。石の床の感触が実に心地良い Courtesy of Le Labo
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玄関入口を通り抜け右手。センスの良い銅製の配管を含め、店舗内には一切カラフルな色は存在しない。 Courtesy of Le Labo
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見事な坪庭の奥に、蔵を改造したカフェが併設されています。 Courtesy of Le Labo
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玄関入口左手にあるこの階段を上ると・・・ Courtesy of Le Labo
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『調香の間』 Courtesy of Le Labo
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『工匠の間』二階には、耐久の都合上10人以上は上がってはいけない。 Courtesy of Le Labo
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『工匠の間』の窓ガラスは今では手に入らない繊細なつくりである。 Courtesy of Le Labo
セルジュ・ルタンスが夢にまで見た、そしてフエギアがあと一歩のところまで実現しかけていた『香りの都』京都の伝統的な町屋を、〝過去と未来をつなぐ、香りの聖域〟へと変えていくという試み。西欧の香水文化と日本の空間の美学の融合。
京都の香りの聖地のひとつ、京都高島屋(エルメス)と京都BAL(ディプティック)から徒歩僅か3分くらいで到達できるこの〝しずやかな香りの空間〟。明治12年(1879年)に建造された酒蔵として使われていた町屋を改装したこの店舗に入った瞬間感じるのは、ミニマルな建築とはまた違う、古いものを大切に生かした贅沢な素朴さと懐かしさです。
京都を新しい建造物で表現するのではなく、京都の悠久の歴史の中にルラボをすっぽりと収めたような、やはり世界中でこの街でしか体感できない不思議な空気で包みこんでくれます。
この場所を選ぶために、エスティー・ローダー・グループの傘下にルラボが入ってからグローバルブランドプレジデント兼クリエイティブディレクターであるデボラ・ロイヤーが何度も京都に足を運び、ようやく2023年末に決めました。そんな〝世界中の女性と男性に美を伝道してきた〟アメリカ人の美意識と情熱の結晶とも言えるこの店舗は、格子と玄関入口のバランスが、まず香りを感じる前に、心に「今、京都にいるんだ!」という思いを染み渡らせてくれます。
商品が展示されているスペースの隣の通路を越えると、ししおどしと灯篭ともみじの木のある坪庭に出ます。そして、その先には、蔵を改造したシークレット・カフェが併設されています。このカフェの興味深いところは、都内にある凄く有名な、焙煎から抽出までこだわたスペシャリティコーヒーの専門店が協力しているところです。
さらに、2階にあるのが、多数のエッセンシャルオイルや調香師のノートを再現して展示し、調香師の仕事場を表現した『調香の間』と『工匠の間』です。この二階へは構造的に10人以上同時に上がってはいけません。つまり、徹頭徹尾、ルラボは元々の建物のエッセンスを大切にしているのです。
もしかしたら、2024年のシティ・エクスクルーシブは「京都」の香りなのではと、勝手に期待を膨らませてしまうほど、ルラボの〝京都に対する愛〟の深さを強く感じさせるお店です。それにしても、店長様、元々兵庫出身の関西の方だけあり、京都に対する愛が深くて素敵です。