ジョアンナ・シムカス

ジョアンナ・シムカス3 『若草の萌えるころ』(3ページ)

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むき出しのフランスパンを持ってパリを歩きたい。

むき出しのフランスパンと同じように細長いアニーの生足。

焼きたてのフランスパンをかじりながら帰宅するアニー。

ジタ叔母さんを演じるのは『誰が為に鐘は鳴る』(1943)で、アカデミー助演女優賞を獲得したカティーナ・パクシヌー

アニー・コーデ3  ステンカラーコート
  • アースカラーのステンカラーのロングコート
  • アースカラーのウールのインバーテッドプリーツスカート
  • ローゲージのベージュのウールセーター、ロングスリーブ、クルーネック
  • ダークブラウンの細ベルト
  • ベージュのフラットシューズ

焼きたてのフランスパンの香りに包まれながら、かじりつきながら歩くアニー。トレンチコートだけでなく、ステンカラーのウールのコートもすごく魅力的です。

トレンチコートの魅力を感じ取る絶好の対比です。このステンカラーコートと見比べてみましょう。前者はミステリアスに大人っぽく、後者は素直な若々しさに包まれている違いが見えてきます。

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スウィンギング・ロンドン風ミニワンピ

アニー・コーデ4  オレンジ・ワンピース
  • オレンジのハイネックノースリーブワンピース、ネックラインにブラックライン
  • ベージュのフラットシューズ
  • 鼈甲のめがね

物語の中でほんのちょっとしか登場しないこのファッションが、とても魅力的です。まさにスウィンギング・ロンドンフレンチ・シックを掛け合わせたような着こなしです。そして、こういうカラフルなファッションもアニーにはとても似合っています。

何度も言うのですが、ジョアンナ・シムカスの魅力は、いかにもファッション・モデルがオシャレな服を着ているという感じではなく、センスよく服を着こなせている所にあるのです。

何も持たずにトレンチコートだけ着て、夜中のパリを歩く。

トレンチコートのポケットに両手を突っ込んで歩く。

そして、ミステリアスを身に纏い走るその姿。

トレンチコートには、歩きタバコがとても似合う。

歩きタバコで夜中のパリをほっつき歩くアニーは、とても危なかしいです。猫を殺すスペインから来た浮浪者や、羊の品評会で優勝した中年男性、資本論が好きな黒人、むっつりスケベそうな中年医者に囲まれ、まるで狼の中の赤ずきんちゃんの様相です。しかし、この〝危なっかしい〟時のトレンチコートの着こなしが、抜群に良いです。

トレンチコートとは、中身が問われるファッションです。ちらっと見える部分だからこそその部分が強調されます。

特に、バーバリーやアクアスキュータムのような裏地が重要な類のコートには、中身がミニマルであることが重要です。バーバリーチェックの中にこそアースカラーでシンプルにまとめるべきであり、間違ってもチェックの裏地にチェックは重ねません。その意味において、アニーのスタイリングは、チェック・イン・チェックなのでかなり上級の着こなしなのです。

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