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フェイ・ダナウェイ5 『華麗なる賭け』5(2ページ)

フェイ・ダナウェイ
フェイ・ダナウェイ
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今となってはオバサンくさいファッション

天神橋筋商店街や千林商店街で目撃しそうな柄のスカートスーツ。

フェイ・ダナウェイの魅力のひとつは、育ちの悪そうな姿勢の悪さ。

エヴァ・マリー・セイントが、ヴィッキー候補のNo.1だった。

そして、ジェーン・フォンダとアヌーク・エーメも候補だった。


セオドア・ヴァン・ランクルのデザイン画。

ヴィッキー・ルック6 フローラル・スカートスーツ
  • 金ベースのフローラル・スカート・スーツ、レンガ色のラッフルスリーブとラッフルネックブラウス

私たちの間には、奇妙な原動力がありました。私たちは共に人生の軌路の裏側で育っていました。しかし、私が「華麗なる賭け」に出演した時には、そういう育ちの悪さをほのめかすかも知れない何かを、すでに振り払っていました。

フェイ・ダナウェイ

フェイは、そう回想しているが、彼女の60年代における最大の欠点と言えるのが、姿勢の悪さでした。そして、姿勢が悪いと言うことは、どれだけファッショナブルな衣裳に身を包んでいても、そのファッションが実に安っぽく見えるのでした。トレンチスーツとこのスーツはそんな彼女の欠点が垣間見える瞬間でした。

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イイ女の条件=ネイビージャケットを着こなせること

白ボタンによって、ダブルジャケットが重たくならないように。

監督のノーマン・ジュイソンと。

ヴィッキー・ルック7 ネイビー・ジャケット
  • 海軍風ネイビージャケット、ダブル、白ボタン
  • ピンクのギャザーネックインナー
  • 白のミニプリーツスカート
  • ホワイトタイツ
  • ベージュのローヒールサンダル
  • 黒のハンドバッグ
  • 白のボールイヤリング
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60年代美女の条件=ヴィッキー・メイク

オードリー・ヘプバーンの『暗くなるまで待って』でも好演していたジャック・ウェストン。

ヴィッキー・ルック8 ピンク・ワンピース
  • ペールピンクのミニワンピース

ブリジット・バルドージェーン・フォンダを足して二で割ったような雰囲気のヴィッキー・メイクは、典型的な60年代美女の雰囲気に包まれています。そのメイクの根底に流れるイメージは、男子を翻弄する悪女(まるで峰不二子のような)であり、このイメージが、1990年代から2000年代はじめにかけての、日本におけるコギャル・ブームへと転生していくのです。