エリザベス・テイラー

エリザベス・テイラー5 『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』2(2ページ)

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作品名:ヴァージニア・ウルフなんかこわくない Who’s Afraid of Virginia Woolf? (1966)
監督:マイク・ニコルズ
衣装:アイリーン・シャラフ
出演者:エリザベス・テイラー/リチャード・バートン/ジョージ・シーガル/サンディ・デニス

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30代の女優が、50代にやるべきことをやってしまった悲劇

この作品でリズ・テイラーは50代にするべき芝居を全て終えてしまいました。

この作品はある種・美魔女と呼ばれたい人々の崩壊の物語でもあります。

おつまみなしで延々と飲み続けるマーサと他の3人。

マーサ・ルック3
  • グレーのウールのポロシャツ
  • チャコールのジーンズ
  • サンダル

最後の最後に、ついに夫ジョージを裏切り、口論によって結びついていた夫婦関係の、大切な拠り所となっていた16才の架空の息子の存在を殺され、恐らくジョージにも捨てられるであろうみじめな美魔女の没落で終焉を迎えるこの物語。

ブログやツイッターなどのSNSで、両親や夫の財力にぶら下がり、もはや夫は若い娘との不倫を楽しみ、家庭は寒々しい状況の中、美魔女という言葉に、第二の青春を感じ、他力本願の人生を何かで塗り固めることに生き甲斐を感じる30代後半から50代の女性達。彼女達の本質がマーサから透けて見えてきます。ファッションというものは、自宅の全身鏡の前で自撮り撮影して、毎日披露することの悦びであったならば、それはどれだけ空しいものなのだろうか?と認識させずにはおれません。

生活のない人の着るファッションに、どれだけの魅力があるのでしょうか?

リズ・テイラー二度目のオスカー獲得

アカデミー賞の授賞式には出席しなかったリズ。

後ろに控えるのは、当時の夫のリチャード・バートン。

彼女は二度目のオスカー受賞に対してコメントを出さなかった。

本作は、全てのカテゴリーでアカデミー賞にノミネートされた数少ない作品(他には1931年の『シマロン』のみ)でした。そして、エリザベス・テイラーとサンディ・デニスが見事にアカデミー賞を受賞しました(リズ・テイラーは欠席し、友人のアン・バンクロフトがオスカー像を受け取る)。更に、アイリーン・シャリフも本作にて、5度目の最後になるアカデミー衣装デザイン賞(白黒部門)を受賞しました。

しかし、リズ・テイラーは授賞式には出席せずに、共演者であり同じくアカデミー賞にノミネートされていた当時の夫であるリチャード・バートンとパリに滞在し、〝アカデミー賞なんてぶっとばせ!〟パーティを開いていました。バートンは、過去に4度ノミネートされ、今回も大親友のポール・スコフィールドが『わが命つきるとも』で受賞し、アカデミー賞にはうんざりしていました(スコフィールドも授賞式には出席せず)。

そのため、リズは、主演女優賞の受賞が分かった後でも、アカデミー賞に対してのコメントを一切出しませんでした。ちなみに後日オスカー像を受け取ったときのファッションは、袖口にフェザーを沢山つけたペールグリーンのスパンコール・シフト・ドレスでした。

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