ブロンソンの一張羅スーツ
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ピークドラペルのダブルのスーツをタイトに着こなすブロンソン。
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上質なスーツの生地感を見たければ、筋骨隆々の男にそのスーツを着せて見るべき。
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ブロンソンの腕時計。
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本作におけるブロンソンの衣裳は、軍服とこのスーツのみ。
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くわえ煙草の似合う男ブロンソン。
ブロンソン・ルック
- ダークブラウンのスーツ、ピークドラペル、ダブル
- 黄土色のネクタイ
- 白のワイシャツ
- ダークブラウンのスエードスーツ
さぁ、死への秒読みやってみるかい!ブロンソンの痺れるほどにダンディズム溢れるダブルのスーツの着こなし。ピークドラペルが復権しようとしている現在(2019年9月)においてこのブロンソンの着こなしは、完全に教科書になるはずです。
そして、それ以上に、チャールズ・ブロンソンという男は、ハンサムな男が入り込むことの出来ないブ男にのみ入り込むことの出来るダンディズムの森が存在することを教えてくれるのです。
ブロンソンは決してワイシャツの下にアンダーシャツを着ない
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ブロンソンのワイシャツは、女性で言うところのペザント・スリーブ。
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男ならスラックスを履いてモードに攻めろ!
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見よ!このブロンソンの肉体美が、『北斗の拳』を生み出した!
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ブロンソンを脱がしてはいけないとアラン・ドロンが確信した瞬間。
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有名な「さらば友よ」と言うシーン。
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そして、この有名なシーン。両手を添えるのがポイントです。
一般的には、チャールズ・ブロンソンがアラン・ドロン以上に存在感を示した作品と言われるのが、本作なのですが、そのことに異論を唱える人はいないでしょう。
46歳にして、生活の中で鍛え上げた肉体と、年季の入った顔面部の皺と、ダンディズムを武器に、ハリウッドでではなく、フランス映画(そして、同じ年に公開された『ウエスタン』でではイタリア映画)でスターダムに登り詰めた人チャールズ・ブロンソン。後にクエンティン・タランティーノがサニー千葉と共に、崇拝してやまないそのオンリーワンの存在感は、あらゆる常識を突き破ったその生き様にあるのです。
ハンサムな男性には出せない男の魅力。20代~30代の若者には示すことの出来ない中年男の魅力。そういったものを史上初めて示した人。それがチャールズ・ブロンソンなのです。だからこそ、しゃがれた声で連呼される「イエ~~」が脳裏に焼きついて離れないのです。「キング・オブ・ダンディズム」が登場した瞬間でした。