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東京

カルトゥージア 麻布台ヒルズ店【全国フレグランス×香水聖地巡礼ガイド2024】

東京
©Mori Building Co., Ltd.
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カルトゥージア 麻布台ヒルズ店

場所 東京・麻布台ヒルズ
住所 東京都港区麻布台1丁目2−3 ヒルズレジデンスA 1F
電話 03-5350-4524

真のラグジュアリー空間を、ラグジュアリー・ブランドのために取り戻すという一大野心と共に、まったく新しいコンセプトで2023年11月24日に誕生した「麻布台ヒルズ」。この東京のバーグドルフ・グッドマンと呼ぶべき商業施設にオープンした「カルトゥージア」は、アクアディパルマに次ぐ、イタリアのエレガンスを体現したフレグランス・ブランドです。こちらの男性店長様は、カプリの太陽のような明るく爽やかな好青年です。
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麻布台ヒルズに誕生した「カルトゥージア」とは?

©Carthusia

©Carthusia

2022年に本格的に日本上陸したフレグランス・ブランド「カルトゥージア」の歴史は、1380年にカプリ島初の香水が誕生した時からはじまります。Carthusiaはイタリア語ではなく、Certosa(チェルトーザ)=カルトジオ会の修道院を意味します。

イタリア南部のティレニア海に存在するカプリ島は、ナポリ市街からナポリ湾を挟んで南へ約30kmに位置する青の洞窟で有名な小島(面積は10 km2程度)です。レモンの産地としても有名なこの島にあるカルトジオ会の修道院の院長は、1380年に、ナポリ女王ジョヴァンナ1世が島を訪問するという知らせに驚き、島中のもっとも美しい80種類の花々を集め、彼女の滞在する予定の邸宅に飾り付けし、歓迎の意を示しました。

しかし、おおしけのため女王はカプリを訪問出来ず、3日後花々を入れた水を片付けようとした時、院長は、その水の香りが、今まで嗅いだことのない神秘的な甘い香りだと感じました。その香りのもとが、島原産の野生のカーネーションであることが判明し、カプリ初の香水が誕生したのでした。

時は経ち、1948年にカルトジオ会の修道院の院長が香水の古いフォーミュラを発見し、ローマ教皇の許可を得て、ピエモンテ州トリノの化学者により伝説の香水の再現に成功しました。そして彼らは世界最小の香水工房「カルトゥージア」をカプリに創立しました。

1952年から53年にかけてマッテオッティ通りに小さなお店をオープンし、現在のCEOであるシルビオ・ルオッコが、1998年に父からそのお店を引き継ぎ、娘のヴァージニア(東京留学の経験あり)をクリエイティブ・ディレクターに、2002年9月までイタリア本国でも一般流通をしていないカプリ島門外不出のフレグランスを、世界に広めてゆきました。

2022年より、アスペジやラルディーニ、ザネラートの日本代理店として有名な豊田貿易により取り扱われることになりました。

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麻布台ヒルズの一大野心

麻布台ヒルズ ©Mori Building Co., Ltd.

麻布台ヒルズ ©Mori Building Co., Ltd.

©Mori Building Co., Ltd.

森ビルが30年の時をかけて、2023年11月24日にオープンした麻布台ヒルズは、六本木一丁目から徒歩10分程度の距離にあるのですが、関西で言うところの芦屋に商業施設が出来たようなものであり、一般的に東京に住む人々が、一度は訪れても、二度目の訪問を躊躇してしまう、上流階級のための商業施設です。

2024年2月以降、続々とラグジュアリー・ブランドのブティックもオープンしているのですが、全体的に賑わいを見せていません。

しかし、「カルトゥージア」の店舗のある『レジデンスA』は、麻布台ヒルズの心臓部である『タワープラザ・森JPタワー』に直結しており、人の流れが活発な区域です。

麻布台ヒルズの一大野心である、真のラグジュアリー空間を、ラグジュアリー・ブランドのために取り戻すというコンセプトの恩恵を「カルトゥージア」は、思う存分受けているベストな立地を得ているように思います。

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カプリの太陽のように、明るく爽やかな好青年の店長様

©Mori Building Co., Ltd.

こちらの男性店長様は、元々、エスティ・ローダーで働かれ、その後、サウザンド・カラーズでも働かれた後、「カルトゥージア」で働くようになった方です。
カプリのリゾートからやって来たような爽やかな好青年であるこの方のファンは多く、香りの説明も的確であり、店舗を太陽のように照らす存在感をお持ちです。
豊田貿易の人脈を生かしたPR戦略も功を奏し、アクアディパルマの次の、人気イタリアン・フレグランスの地位を勝ち取ろうとしています。