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『オーシャンズ11』2|ブラッド・ピットとアンディ・ガルシア

ブラッド・ピット
From left to right: Brad Pitt and George Clooney in "Ocean's 11"
ブラッド・ピット
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ブラッド・ピットが身に纏うレザー・ジャケット

ストリッパー役のケリー・アドキンスは、本物のラス・ヴェガスのストリッパーでした。

「お母さんによろしく!」「今から踊るわよ」の掛け合いの可笑しさ。

主役二人のシャツのフィット感の違いが一目で分かるフォト。

ラスティ・ライアン・スタイル6 レザージャケット
  • 赤茶色のシングル・レザージャケット
  • ワインレッドの光沢のあるドレスシャツ
  • チャコールのトラウザー
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もちろん、優等生スタイルも抜群にキマル。


ラスティ・ライアン・スタイル7 ブルーオンブルー
  • ネイビーブルーの6つボタンのダブルスーツ(オープニングに着ていたもの)、ピークドラペル
  • スカイブルーのドレスシャツ、ダブルカフスを止めず、白ボタン
  • ネイビータイ

この作品におけるブラッド・ピットの魅力は、少年のような優等生な時と、大人のダンディズムに包まれている時の、ふり幅の広さです。ブラッド・ピットを始めとするファッション・アイコンと呼ばれる男性に必ず存在するのが、少年のような笑顔です。そのエイジレスな魅力に女性も男性もやられてしまうのです。

このスーツスタイルにおけるブラッド・ピットは、ほとばしる清潔感に満ち溢れています。つい先ほどまで襟を出していたスタイルのブラッドは、すっかりなりを潜めているのです。そうなのです。ファッションがその人の二面性を照らし出す役割を果たした時に、その人の魅力は何倍にも倍増されていくのです。

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私の名はライマン・ゼルガです。

「私の名はライマン・ゼルガです」と言うカール・ライナー。一瞬にして全てをさらってしまう完成した男の存在感。

このサングラスが痺れるほどにカッコいいです。

今まで引退した老人ファッションに身を包んでいた無害そのもののソール・ブルームが、謎の武器商人ライマン・ゼルガに変装するこのシーンは圧巻です。

ライトグレーの3ピースのピークドラペルのダブルのシルクスーツに金色のネクタイ。そして、サングラスはオリバーピープルズエアロ57。もはや何物にも軽口を叩かせない威風堂々とした雰囲気にあっけにとられる瞬間です。そして、この瞬間、スーツというものが生み出す魔法を私たちは実感することになります。それはつまり、崩さずに着こなされたスーツは如何なる敵をも寄せ付けない甲冑になるということです。