11.フェンディ
日本で最も美人販売員が集まると言われているラグジュアリー・ブランドは、フェンディ。そして、その逆はエルメス。 |
韓国のスポーツブランドFILAとコラボしたフェンディの迷走がどうにも止まらないわ。
シュプリームとルイ・ヴィトンのコラボならまだなんとか理解も出来よう、それが、FILAという日本においても、究極にイケてないチープなスポーツ・ブランドと、フェンディがコラボした価値がまったく見出せないの。ダサくてカッコいいという概念を完全にはき違えた痛い例ね。
ましてや、そのきっかけが、コンコルドで隣の席に座ったジェーン・バーキンであるわけでもなく、ただのインスタというのだから、シルヴィア・フェンディには完全にクリエイトする能力が失われたと言われてももうしょうがないわよね。
ストリート・カルチャーのバックボーンのかけらもないイタリア発祥の、今では韓国に身売りしたスポーツブランドFILA(しまむらやイオンにある一番ダサいスポーツブランドのイメージ)とのコラボをどれだけテンションをあげてアナウンスしたところで、購買層は、インスタや芸能人のファッションの影響を受けやすいカラフル層だけでしょうね。
ファッション感度の高い人々の一般的な反応は、フェンディの迷走極まれりよ。まだ2018年の時点では、ギリギリセーフでも、2019年に入れば、このデザインを地球上で着ていたら、赤信号が歩いてる!になるはずよ。
さてここで、梅田阪急・一階の〝フェンディ・マニア〟ポップアップ・ストアのひとコマを描写してみるわ。フェンディの美人販売員軍団が、一生懸命その世界観を伝えようとしているんだけど、いつものあのカワイイ制服姿で販売しているから、全く説得力がなかったの。どうせなら、ニッキーや仲里依紗が着用している服を着て販売して欲しかったわ。こういった所が、ラグジュアリー・ブランドの販売現場のまだまだ中途半端な所なのよね。「あなた達が一番ファッションを楽しんでないじゃないの?」と突っ込みたくなるような・・・
いっそのこと、フェンディ・マニアよ!どうせなら第二弾は、ハルカマニアとコラボしてほしいわ!私はハルク・ホーガンのマッスルポーズが大好きなの。ザッツ・80年代よ!絶対に買わないけど、黄色と赤色のフェンディ・ロゴは、見てみたい気はするの。〝破るためのフェンディ・シャツ〟って売れるかもしれないわよ。(圭子・スカイウォーカー)