オレンジ色のバスローブ
トーマス・クラウン・スタイル7 バスローブ
- オレンジバスローブ、ピックステッチ
マックイーン自身の最もお気に入りの作品
トーマス・クラウン・スタイル8 ブラウンの3ピース
- ダグラス・ヘイワード
- ブラウンの3ピース、モヘア、タイトシルエット、細身のラペル、2つボタンジャケット、1つの袖ボタン、ダブルベンツ、ラペル付きベスト、ベルトのない、サイドアジャスト出来るトラウザー
- クリーム色のコットンシャツ、ピンカラー
- マスタードゴールドのネクタイ、ダークブラウン・ストライプ入り
- 同色のポケットチーフ
- パテック・フィリップの懐中時計。
本作は1967年6月6日から9月22日にかけて撮影されたのですが、それに先立つ1967年3月に、スティーブ・マックイーンは、グローマンズ・チャイニーズ・シアターの前庭のコンクリートに足型を押し、その光栄に浴する153番目のスターになりました。その時のコメントがマックイーンらしいです。「あの空騒ぎにはうんざりしたよ。私は芸をする象になったような気分になったね」。
誘惑のチェス・ゲーム
トーマス・クラウン・スタイル9 グレー×パープル
- ダグラス・ヘイワード
- ダークグレーのウールの3ピース、タイトシルエット、細身のラペル、2つボタンジャケット、2つの袖ボタン、ダブルベンツ、ラペルのないベスト、ベルトのない、サイドアジャスト出来るトラウザー
- ライラックストライプピンク(ソフトピンク)のシャツ
- 光沢のあるシルクのパープルネクタイ
- シルバーとブラックのペイズリー柄のポケットチーフ
- ダーク・コードバン。レザー・カップトゥ・バルモラル
- カルティエのタンク・アメリカン
この作品のマックイーンに対して、彼にはスーツ・スタイルが似合わないと発言する人に共通しているのは、以下の二点です。
- 25歳をすぎて以降、スーツを着た経験がほとんどない。
- ただ単にスーツの着こなし方が分かっていない。
このマックイーンのスーツスタイルが欧米圏のメンズ・ファッションに与えた影響は破壊的であり、まさに十戒のようなものでした。それはファッション&アパレルに関わる人間にとって、最低10回、年に1回は見ておかなければならない聖典であり、疑う必要もなく最高級のメンズ・スタイルが啓示されているのです。