ジェームズ・ボンド

ロジャー・ムーア14 『007 オクトパシー』2(2ページ)

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作品名:007 オクトパシー Octopussy(1983)
監督:ジョン・グレン
衣装:エマ・ ポーテウス
出演者:ロジャー・ムーア/モード・アダムス/クリスティナ・ウェイボーン/ルイ・ジュールダン/スティーヴン・バーコフ

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ジェームズ・ボンド版『インディ・ジョーンズ』

ロジャー・ムーアはサファリ・ルックが大好きでした。

しかし、当時のボンドファンからも全く支持されませんでした。

グレージュ色のスリッポンのアンサンブルが最低です。

ジェームズ・ボンド・スタイル6 サファリルック
  • フランク・フォスターによるウールのサファリ・スーツ、エポレット
  • ダグラス・ヘイワードによるトラウザー
  • グレージュのスリッポン
  • セイコー・デジボーグG757

そして、ムーア=ボンドを象徴するファッションがここに登場します。サファリルックです。当時から賛否両論だったこのスタイルは、今見るとかなり厳しいものがあります。しかし、ロジャー・ムーア本人は、このスタイルがとてもお気に入りでした。そんなサファリ・スーツの魅力が120%発揮されるであろうシチュエーションがここに用意されています。

インドの大富豪のジャングル・ガーデンでのリアル・サファリ・ツアーへのご招待です。

私はこの作品の撮影を心底楽しみました。出演者も撮影クルーも文句なしでした。それはまさに私のボンド退任に相応しい舞台でした。撮影中、私はずっと「これで最後なんだ」と考えながら撮影にのぞんでいました。

ロジャー・ムーア

まさに、そんな心境の中で生み出されたこのリアル鬼ごっこは、インディ・ジョーンズをスケール・ダウンしたような冴えないものになりました。しかも最後には、観光ツアーの御一行に助けてもらうというボンドムービー史上最弱の展開へと突き進んでいくのでした。

汚染度MAXのインドの河で、ずぶ濡れになるサファリスーツ姿のボンドは、ダンディズムとは程遠い男の姿を体現していました。

カマル・カーンのサファリ・ルック



どうやらルイ・ジュールダン(1921-2015)扮するカマル・カーンのオリーブ色のサファリスーツの方が、ボンドのサファリスーツよりも遥かにダンディズムに満ち溢れていました。

スーツを脱ぐと途端におじいちゃん化するロジャー・ムーア

撮影当時37歳のモード・アダムスと55歳のロジャー・ムーア。

このベストがまたおじいちゃん度を増す。

モード・アダムスの熟した雰囲気をもてあましているJB。

ジェームズ・ボンド・スタイル7 ハンタールック
  • スエードのハンティングベスト、スラッシュポケット付き
  • フランク・フォスターによるブラウンのコットン製のエンドオンエンドシャツ
  • ダークブラウントラウザー
  • ダークブラウン・レザーベルト
  • ダークブラウンのレザースリッポン
  • セイコー・デジボーグG757

スーツスタイルでないロジャー・ムーアのスタイルは急激に老け込んで見えます。前作に引き続き、ベストというものは、男性を老化させるアイテムの好例と言えるでしょう。

空飛ぶギロチンを持つ男

ルイ・ジュールダンは、かつて『007 ムーンレイカー』のドレクスラー役をオファーされたことがありました。

マオカラースーツを着る二人の悪役とギロチン。

スティーヴン・バーコフ。この男の活躍がもっと見たかった!

三人の敵役が登場するのですが、三人とも実にあっさりと死んでしまいます。特にスティーヴン・バーコフ(1937-)が演じたオルロフ将軍が面白い役柄だっただけに残念です。まさにリアル・サウザーかリアル・ギレンそのもののルックスなのです。


そして、もうひとつ忘れてはならないのは、空飛ぶギロチンの登場です。もしかして、これは『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』(1975)からインスパイアーされた武器でしょうか?しかし、この武器がほとんど魅力的に描かれていません。この武器こそ、メインクラスの悪役に持たすべきだったのでしょう。

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