もはやタイムレスな魅力溢れるモッズ・スーツ
モッズ・スタイル9 ジミー・クーパー
- ワインレッド・ジャケット、ナローラペル、3つボタン、スクエア・ショルダー、サイド・ベンツ
- ダークカラー・トラウザー
- ストライプ柄の白シャツ、カッタウェイ
- 黒のナロータイ
- タッセル・ローファー
- モッズコート
最後にモッズスーツについて見てみましょう。モッズは、絶対にイタリアの生地(主にモヘア)にこだわりました。そして、ビスポークテーラーによって仕立ててもらいます(白色も好む)。まずはジャケットの特徴として挙げられるのが、ナローラペルで、Vゾーンが狭く、ゴージーラインの位置が高いことです。そして、ジャケットの前端が丸くカーブし、丈が短く、サイドベンツを備え、3つボタンかもしくは4つボタンということです。
トラウザーは、ローライズで、折り返しはなく短め。ネクタイはシャープなニットが好まれ、シューズは、タッセル・ローファーやサイドゴア・ブーツやデザートブーツ、つま先の尖ったウインクル・ピッカーズも好まれました。やがてモッズスーツは量産され、ビートルズによって、そのスタイルは完成されたのでした。
グラムロックの始祖二人も元々はモッズだった。
デヴィッド・ボウイ(1947-2016)、1966年。
マーク・ボラン(1947-1977)、1962年。