究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ

【ラボラトリオ オルファティーボ】リモーヌ(ジャン=クロード・エレナ)

その他のブランド
©Laboratorio Olfattivo
その他のブランド
この記事は約4分で読めます。
当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

リモーヌ

原名:Limone
種類:パルファムコロン
ブランド:ラボラトリオ・オルファティーボ
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:2021年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/20,900円
販売代理店ホームページ:NOSE SHOP

スポンサーリンク

地球上でもっとも贅沢な環境で育てられたアマルフィレモンの香り

©Laboratorio Olfattivo

「リモーヌ」は、アマルフィ海岸に対する私の深い愛から生まれました。青い地中海に突き刺さる断崖絶壁に沿うように走る細い海岸沿いの道。カーブを曲がるたびに、その風景に驚かされてばかりです。

自然の摂理を理解し、人々は段々畑を作り、レモンの木を愛情をこめて育てている。青銅色の石壁にレモンの黄色が映えるこの場所の美しさには抗うことができない。明るく陽気な黄色と、贅沢で王侯貴族のような青の間に、私は新しいコロンのテーマを見つけたのだ。

ジャン=クロード・エレナ

2009年にイタリアで誕生したニッチフレグランスメゾン、ラボラトリオ・オルファティーボ(嗅覚の実験室)から2021年に発売された「リモーヌ」は、〝ヴィアッジョ・イン・イタリア(Viaggio in Italia=イタリア紀行)〟コレクションの第二弾として「ベルガモット」と共に、ジャン=クロード・エレナにより調香されました。

ラボラトリオ・オルファティーボは、そのブランド哲学が〝新しい香水の誕生は、決して市場のニーズやマーケティング調査からではなく、思い出や旅、感動の物語を語る必要性から生まれる〟であるように、フレデリック・マル、そしてエルメスの『庭園のフレグランス』から強い影響を受けているブランドです。

ジャン=クロード・エレナが、〝愛するイタリア〟のアマルフィ海岸をテーマに、青い地中海と黄色いレモンの間に存在する、地球上で最も贅沢な高級リゾート地の陽気なムードを投影した〝太陽に愛されるあなた〟を演出してくれる、非常に贅沢な香りです。

スポンサーリンク

リモンチェッロがアマルフィレモンに戻る逆回転の香り


地中海沿岸に住むイタリア人にとって、レモンほど〝イタリアの地中海〟を連想させる柑橘類はありません。なかでもアマルフィ海岸のレモンは、通常のカラブリア産のものより大きく、果皮が厚く、円やかな繊細な香りが特徴です。

そのためアマルフィ産のレモンは〝地球上でもっとも贅沢な環境で育てられたレモン〟と呼ばれます。このレモンは、地中海の素晴らしい絶景を毎日眺めながら生きているのです。

ちなみに、イタリアの伝統的なレモン・リキュール=太陽のお酒〝リモンチェッロ〟も、伝統的にこの品種のレモンから作られています。

明るい太陽が地中海を青く照らすように、リモンチェッロの酔わせる甘さからこの香りははじまります。砂糖漬けされたレモンの果皮に、ジンジャーが注ぎ込まれピリっと弾けるようです。

すぐに、オレンジリーフが香り立ち、葉の苦みがほんのり加わり、レモンの果実を取り巻く自然を生み出してゆきます。そして、ホワイトムスクとシダーウッドが伸びやかに広がる中、太陽に愛されたリモンチェッロの中から、甘酸っぱいレモンがまるで地中海から生まれた太陽のように鮮やかな光彩で素肌を包み込んでくれるのです。

ジンジャーとオレンジリーフに導かれ、これ以上なきほど素肌を照らし続けるレモンの輝き。繊細な酸味と甘みの絶妙なバランスに、自然が生み出す清涼感にうっとりさせられます。

アマルフィ海岸のレモンは、2月から10月までずっとレモンがなり、5月から9月が最高の収穫のタイミングです。ほぼ一年中、アマルフィを照らし続けるアクセサリーのような貴族的なレモンのイメージそのものの〝エレガントなレモン〟の香りです。

スポンサーリンク

香水データ

香水名:リモーヌ
原名:Limone
種類:パルファムコロン
ブランド:ラボラトリオ・オルファティーボ
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:2021年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/20,900円
販売代理店ホームページ:NOSE SHOP


シングルノート:イタリアン・レモン、オレンジ・リーフ、ジンジャー、ホワイトムスク