ルラボ 高島屋大阪店
LE LABOは、今、最も勢いのあるニッチ・フレグランス・ブランドです。しかし都内においては、香水愛が深い生え抜きの販売員さんや香水愛の深い販売員さんが、置物化した香水愛の薄い販売員たちが優遇される環境にうんざりして離反しております。つまり『香水の墓場』化が加速しております。一方で関西はまだまだ古き良きLE LABIO店舗が多く存在しています。
場所 大阪・難波
住所 大阪府大阪市中央区難波5丁目1−5 大阪髙島屋 1階 化粧品売場
電話 06-6631-1101
関西にLE LABOは、京都に2店舗、大阪に3店舗、神戸に1店舗の合計7店舗あります。そのうちのひとつ高島屋大阪店は、元々は小さなカウンターしかない全国でもっとも小さな店舗でしたが、2024年3月に大型店舗にリニューアルされました。かつてこちらの店舗には、とても親切で香水愛の深い男性店長様がおられました。そんな彼の下で小さな店舗時代から働いておられた新しい女性店長様が、香水愛の深いスタッフが集まる店舗を継承しておられます。
ルラボで最も小さかったお店が、昨年3月、大きなお店になりました。

かつての高島屋大阪店。現在はこの10倍くらいの大きさ。©LE LABO
かつて大阪高島屋には、全国でも有数のフレグランスの聖地が存在しました。それはフレデリック・マル/キリアン(2019年3月1日~2022年まで)でした。そして、ここに隣接する形で存在していたルラボだけが残り、2022年に新たに誕生したビュリーの隣にこじんまりカウンターを構えていました。
そんな日本で最も小さいルラボ=『小さな巨人』で、長年頑張ってきた男性販売員様がおられました。ファッションが好きでセレクトショップで働いてきたこの青年は、ふとしたきっかけでルラボに出会い、香水愛に目覚め、転職したのでした。
一番小さな店舗で、ずっと頑張ってきたこの青年は数年後、店長になりました。そして、お客様と寄り添い香りを選ぶその姿勢と、素晴らしいスタッフに恵まれ、着実に売り上げを上げていったこの『小さな巨人』は、ついに、2024年3月、大きな店舗としてリニューアルすることになったのでした。
神戸店に栄転された男性店長の下で頑張ってきた、新しい女性店長。

ルラボ 高島屋大阪店 ©LE LABO
この男性店長様は、元々セレクトショップの販売員をされていただけあり、スタイリングするように香りを選んでくださる方でとても人気の高い方でした。ですが神戸BALが、2024年10月25日にリニューアルオープンし、新たにルラボ神戸店が誕生し、こちらの店長として栄転されました。
現在の大阪高島屋店の新店長様は、小さな店舗時代から彼の右腕として働かれていた女性の方です。この方も、香水愛のとても深い方であり、丁寧にお客様の感覚を大切にしながら、香りを選んで下さる素敵な接客姿勢のお持ちの方です。
非常に残念な事ですが、ルラボのフレグランスの販売において、2025年に入り、東京都内で多く経験するのが、ムエットとちょっとした定型文のような説明(バニラアイスクリームに添えられたミントのような)だけで、沈黙で反応を待つという『どうですか?接客』です。
しかし、こちらの店舗の販売員の方々は、くるみ割り人形のように「アナザー13が売れています」を呟くわけでもなく、〝ゆっくりとお客様のペースを尊重して接客してくださる〟本当に優れた接客力を皆様お持ちです。
かつて私はこの店舗についてこう書きました。