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ボンド ガール

クリスティナ・ウェイボーン 『007 オクトパシー』5(6ページ)

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ピックアップ・ボンドガール③:メアリー・スタビン

右がメアリー、左がキャロライン・シーワード。

真ん中がメアリー。




メアリー・スタビン(1957-)は、1977年にミス・ワールドに輝いたスウェーデン出身の女優です。ちなみにこの作品のメイン・ボンドガールは二人ともスウェーデン人です。

彼女も次作の『007 美しき獲物たち』でプレオープニング・シークエンスにおいてジェームズ・ボンドをサポートする諜報部員役で出演しています。

本作においても、かなり目立つオクトパシーガールの一員を演じています。1982年にはアダム・アントのMV「ストリップ」や、1986年にはホラー・コメディ映画『ガバリン』に準主役で出演しています。

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ピックアップ・ボンドガール④:キャロライン・シーワード



そして、最後に、キャロライン・シーワード(1960-)です。1979年にミス・イングランド(ミスユニバース第三位)とミスUK(ミスワールド準優勝)の二冠を獲得した女性で、英国史上3人しか存在しないミスユニバースとミスワールドでベスト3まで入った女性です。

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クリスティナ・ウェイボーンの登場

ボンドガール史上最も美しいと言われるクリスティナ・ウェイボーン。

80年代を象徴するパワーショルダーのスカートスーツで登場します。

スエードのガマ口バッグが見事にマッチしています。

物語が20分過ぎたくらいに登場します。ちなみにオクトパシーは約70分過ぎに登場します(映画自体は130分)。

リアル・バービーとでも言うべきでしょうか・・・

この広告写真が本作のイメージと見事にマッチングしています。サファリルックの金髪美女のイメージ。

マグダ・ルック1 パワーショルダー・スカートスーツ
  • スモーキーグリーンのパワーショルダー・スカートスーツ、チョコレートカラーのシルク・ラペル
  • チョコレートカラーのシルクブラウス
  • 黒のスティレットヒール・パンプス
  • ゴールドリング・イヤリング
  • ブラウンスエードのショルダーバッグ

ジョン・グレン監督は途中でプロットを忘れてしまったようだし、監督も脚本家も、女性の役割を考え抜いたようには思えない。長身で、ぬめっと光る唇をした、神秘的なブロンドのマグダ(テレビでガルボ役を演じたクリスティナ・ウェイボーン)は、なにかをおもしろがっているような態度をとる。彼女はボンドを誘惑してから、なんの説明もなく姿を消し、つぎに再登場したときには、ボンドは彼女に会釈もしない。

ポーリン・ケイル

前半のメイン・ボンドガールを担うことになるのが、マグダ役を演じるクリスティナ・ウェイボーン(1950-)です。




クリスティナは、1970年にはミス・ワールドとミス・ユニバースのスウェーデン代表に選ばれています。そして、1980年にアメリカのTVドラマ「The Silent Lovers」でグレタ・ガルボを演じ、アルバート・R・ブロッコリとロジャー・ムーアに注目されたのでした。

それにしても、80年代を象徴するパワーショルダーのスカートスーツを実に見事に着こなしています。パワーショルダーの醍醐味は、スーツ姿の男性と横並びに座ったときに発揮されるのです。それはまさに、男性と対等でありながら、男性には持ち得ない〝しなやかさ〟も感じさせるコントラストの美学なのです。


ちなみに3作品連続の出演となったエヴァ・リューバー=シュタイア(1951-)は、1969年にオーストリア代表としてミス・ワールドに輝いた人でした。