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【ゲラン】フォル アローム(ティエリー・ワッサー)

ゲラン
ゲラン ティエリー ワッサー ブランド 調香師 香りの美学
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フォル アローム

原名:Fol Arôme
種類:パルファム
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2020年(1912年)
対象性別:女性
価格:日本未発売

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「ルール ブルー」と同じ年に生み出された香り


1912年にジャック・ゲランにより調香された幻の香り「フォル アローム」(=アロマ狂い)は、1896年に生み出された香りを再調香したものでした。

この香りは、同じ年に発売された「ルール ブルー」と同じボトルに入れられ、1919年に発売された「ミツコ」とも同じボトルだったため、いつのまにか廃盤になった今では〝消えた三姉妹の長女〟と呼ばれ長らく〝幻の名香〟として復活が望まれていました。

そんな当時、男性の香料と言われてきたラベンダーとセージを使用して生み出された女性用のこの香りが、ついに2020年にゲランの五代目調香師ティエリー・ワッサーにより〝出来るだけオリジナルに忠実に〟限定的に、飛び切り高額(30ml/650ユーロ)で蘇りました。

アロマとフローラルが結ぶところに、ベル・エポック(古き良き時代)の精神は生み出されます。それは最も崇高なものから最も下劣なものまであらゆる物の可能性が自由奔放に突き詰められた時代でした。

そんな自由を謳歌する〝アロマ狂い〟に相応しいベルガモットとミントが、(無表情に)フレッシュなラベンダーに笑顔を生み出させるような軽快なトップノートからこの香りははじまります。

1910年代の香りに相応しく様々な香料が混ざり合った、言語を越えた領域の香りです。

すぐにハーバルなセージとスパイシーなカーネーションが陽気なラベンダーに溶け込みながら、フルーティーなファセットを併せ持つグラース産のブルガリアンローズとジャスミン・サンバック、水仙のフローラルとぶつかり合います。

ここで現れるアイリスのパウダリーさが、この香りのスパイシーなラベンダーとフローラルに見事に溶け合いながら、〝カッシア〟の黄金のスパイスの輝きに照らされながら、ムスクとバニラがゲランの刻印を刻み付けるように、香りに円やかな甘さとスパイシーさで包み込んでいきます。

世界中で964個限定で現在も発売中です。

香水データ

香水名:フォル アローム
原名:Fol Arôme
種類:パルファム
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2020年(1912年)
対象性別:女性
価格:日本未発売


トップノート:ラベンダー、ベルガモット、ピーチ、ミント
ミドルノート:セージ、ジャスミン・サンバック、水仙、ブルガリアンローズ
ラストノート:アイリス、カーネーション、バニラ、カッシア

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