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カイエデモード香水図鑑を応援する|2025年5月30日~6月1日終日

2025年夏に9年目を迎えるカイエデモード香水図鑑。このたび聖地調査が完了し、5月より東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸の約100か所の『香水超聖地ガイド』の更新を行っております(6月中に完成予定)。さらに、4月末より、これからの日本の香水業界を動かしていく25人のキーパーソンのインタビュー記事『フレグランス・アイコン・インタビューズ』を公開させて頂いております。

この大いなる活動にあたり、2025年5月30日~6月1日終日にあたりご寄付を募らせて頂きます(エックスのDMが半日不調であったため1日延期させて頂きます)

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【ゲラン】シャリマー コローニュ(ティエリー・ワッサー)

ゲラン
©GUERLAIN
ゲラン
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シャリマー コローニュ

原名:Shalimar Cologne
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2015年
対象性別:女性
価格:50ml/10,300円

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ネオシャリマーの逆襲

©GUERLAIN

世界最初のオリエンタル・ノートの香りとして、1925年に誕生した「シャリマー」は、サンスクリット語で、〝愛の宮殿〟を意味します。

それは、ムガール帝国の第五代皇帝シャー・ジャハーン(1592-1666)が、1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルのために、22年かけて作られたタージ・マハールに先立ち、生前の愛妃のために造ったシャリマー庭園から、ゲランの三代目調香師ジャック・ゲランがインスパイアされた香りでした。

そんな名香をゲランの五代目調香師ティエリー・ワッサーが、2015年にオードトワレとしてアレンジしたのがこの「シャリマー コローニュ」です。それは、2003年にマチルド・ローランにより生み出された「シャリマー オー レジェール」のさらに軽量版とも言えます。

シャリマーを象徴するカラブリア産ベルガモットに、レモン、ライム、グレープフルーツを加えたフレッシュなシトラスのトップノートからこの透明感に満ち溢れた(パウダリーは抑え目な)ネオシャリマーははじまります。

そして、ミドルノートで現れるフリージア、ローズ、ジャスミンのフローラルが、アイリスのパウダリーさに包まれたバニラとホワイト・ムスクによりライトな馥郁さで包み込んでくれます。

ネオシャリマーの逆襲。それは、あまりにも偉大すぎるシャリマーに、リフレッシュするという新しい概念を付け加えた〝水で洗い流す文化圏〟に対する香りの進撃の狼煙なのです。

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香水データ

香水名:シャリマーコローニュ
原名:Shalimar Cologne
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2015年
対象性別:女性
価格:50ml/10,300円


トップノート:ベルガモット、レモン、ライム、グレープフルーツ
ミドルノート:フリージア、ローズ、ジャスミン
ラストノート:バニラ、アイリス、ホワイト・ムスク