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カイエデモード香水図鑑を応援する|2025年5月30日~6月1日終日

2025年夏に9年目を迎えるカイエデモード香水図鑑。このたび聖地調査が完了し、5月より東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸の約100か所の『香水超聖地ガイド』の更新を行っております(6月中に完成予定)。さらに、4月末より、これからの日本の香水業界を動かしていく25人のキーパーソンのインタビュー記事『フレグランス・アイコン・インタビューズ』を公開させて頂いております。

この大いなる活動にあたり、2025年5月30日~6月1日終日にあたりご寄付を募らせて頂きます(エックスのDMが半日不調であったため1日延期させて頂きます)

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【ブルガリ】ブルガリ マン ブラック コロン(アルベルト・モリヤス)

ブルガリ
©BVLGARI
ブルガリ
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ブルガリ マン ブラック コロン

原名:Bvlgari Man Black Cologne
種類:オード・トワレ
ブランド:ブルガリ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2016年
対象性別:男性
価格:60ml10,120円、100ml/13,640円

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氷のように冷たい水と火山から吹き出す溶岩の香り

©BVLGARI

1884年にイタリアのローマで創業されたブルガリの130周年を記念して『ブルガリ マン シリーズ』第三弾として発売されたのが「ブルガリ マン イン ブラック」です。ネオ・オリエンタル(フローラルオリエンタル)と称されたこの香りのオーデコロン・ヴァージョンとして2016年4月に発売されたのが、「ブルガリ マン ブラック コロン」でした。アルベルト・モリヤスによる調香です。

ブルガリ マン」が、大人の男性のさりげない心遣いと包容力を、清潔感溢れるウッディな香りで表現したならば、「ブルガリ マン エクストレーム」はそんな男性が見せる〝ONタイム〟の横顔です。さらに「マン イン ブラック」は、もっともっと大きな器と情熱を感じさせる熱い想いと確固たる信念を持つ男性から迸る情熱の香りなのです。

つまりは『香りのワードローブ』三部作として、「ブルガリ マン」が〝オフタイム〟「マン エクストレーム」が〝オンタイム〟「マン イン ブラック」が〝ドラマティック〟という具合に、それぞれ全く違う男性像が投影されているのです。

そのオーデコロン・ヴァージョンは、「燃える水」をイメージしたラム酒に、煌くベルガモットとマンダリンのシトラスノートと、フレッシュなグリーンノートのコントラストが降り注ぐようにしてははじまります。

氷のように冷たい水と火山から吹き出す溶岩が見事に調和され、優しく酔わせてくれるようなはじまりです。ちなみにオリジナルの「マン イン ブラック」において、ラム酒はタバコやスパイスとブレンドされていました。

やがて甘くてグリーンでほんのりとスパイシーなチューベローズを中心に、爽やかなオレンジ・ブロッサムがシトラスとグリーンノートのフレッシュ感を引き立ててくれます。

そして、ドライダウンと共に、リッチな甘さのアンバーと蜂蜜のようなベンゾイン、クリーミーなサンダルウッドが溶け合い、肌の上に温かな余韻を残してくれるのです。

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香水データ

香水名:ブルガリ マン ブラック コロン
原名:Bvlgari Man Black Cologne
種類:オード・トワレ
ブランド:ブルガリ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2016年
対象性別:男性
価格:60ml10,120円、100ml/13,640円


トップノート:シトラス、グリーンノート、ラム
ミドルノート:チューベローズ、オレンジ・ブロッサム
ラストノート:サンダルウッド、アンバー、ムスク、ベンゾイン