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【2018‐19年冬】おすすめラグジュアリーバッグPART11<フェンディ>(2ページ)

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エディター・プロフィール:圭子・スカイウォーカー

生年月日不明。性別不明。国籍日本。見た目は30代前半、身長170cmくらい。藤圭子にすごく似ている。ラグジュアリー・ファッションに対する情報の幅の広さから、恐らく現役の関係者と推測される。本人とのやり取りはメールと電話と二度っきりの会見のみ。口癖「ファッション誌はあてにならないので読まないわ」。大好きなものは「ダイアン・アーバスの写真とニーナ・シモン」、最も嫌いなものは、「SNSに夢中な女子と、プチプラ自慢する人たち」とのこと。(長谷紅記)

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11.フェンディ

前シーズン記事 2018年春夏おすすめラグジュアリーバッグPART8<フェンディ>

日本で最も美人販売員が集まると言われているラグジュアリー・ブランドは、フェンディ。そして、その逆はエルメス。

迫力満点のニッキー・ミナージュ

とてもミニドレスが似合っている仲里依紗

韓国のスポーツブランドFILAとコラボしたフェンディの迷走がどうにも止まらないわ。

シュプリームとルイ・ヴィトンのコラボならまだなんとか理解も出来よう、それが、FILAという日本においても、究極にイケてないチープなスポーツ・ブランドと、フェンディがコラボした価値がまったく見出せないの。ダサくてカッコいいという概念を完全にはき違えた痛い例ね。

ましてや、そのきっかけが、コンコルドで隣の席に座ったジェーン・バーキンであるわけでもなく、ただのインスタというのだから、シルヴィア・フェンディは完全にクリエイトする能力が失われたと言われてももうしょうがないわよね。

ストリート・カルチャーのバックボーンのかけらもないイタリア発祥の、今では韓国に身売りしたスポーツブランドFILA(しまむらやイオンにある一番ダサいスポーツブランドのイメージ)とのコラボをどれだけテンションをあげてアナウンスしたところで、購買層は、インスタや芸能人のファッションの影響を受けやすいカラフル層だけでしょうね。

ファッション感度の高い人々の一般的な反応は、フェンディの迷走極まれりよ。まだ2018年の時点では、ギリギリセーフでも、2019年に入れば、このデザインを地球上で着ていたら、赤信号が歩いてる!になるはずよ。

さてここで、梅田阪急・一階の〝フェンディ・マニア〟ポップアップ・ストアのひとコマを描写してみるわ。フェンディの美人販売員軍団が、一生懸命その世界観を伝えようとしているんだけど、いつものあのカワイイ制服姿で販売しているから、全く説得力がなかったの。どうせなら、ニッキーや仲里依紗が着用している服を着て販売して欲しかったわ。こういった所が、ラグジュアリー・ブランドの販売現場のまだまだ中途半端な所なのよね。「あなた達が一番ファッションを楽しんでないじゃないの?」と突っ込みたくなるような・・・



いっそのこと、フェンディ・マニアよ!どうせなら第二弾は、ハルカマニアとコラボしてほしいわ!私はハルク・ホーガンのマッスルポーズが大好きなの。ザッツ・80年代よ!絶対に買わないけど、黄色と赤色のフェンディ・ロゴは、見てみたい気はするの。〝破るためのフェンディ・シャツ〟って売れるかもしれないわよ。

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フェンディマニア・バゲット 656,640円 ★★★☆☆



1997年、シルヴィア・フェンディの指揮の下、後にヴァレンティノでロックスタッズを生み出すマリア・グラツィア・キウリピエールパオロ・ピッチョーリが、創造したフランスパンの形をしたショルダーバッグ〝バゲット〟。最初の一年間で10万個売れたと言われ、テレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(1998-2004)に登場したこともあり、3年間で60万個売れたといわれる。

そして、2000年代半ばの、クロエのパディントンやイヴ・サンローランのミューズの登場により、バゲット人気は鎮火していったのよ。

2018-19年秋冬ミラノ・ウィメンズ・コレクションの話題になったFILAとのコラボ・アイテムがついに販売開始されたの。これってディオールとダイソーがコラボしたようなイメージなんじゃないかしら。確かに見てみたい気はするけど、絶対にお金を出してまで欲しくないし、ただでなら着てみたいけど、自腹で普段に着てみたいとは絶対に思わないというやつ。

ある意味、このコラボの商品をお金を出して購買できる人は、FILAとは無縁の人生を過ごしてきた余程のお金持ちか、流行ってるという言葉に弱いインスタ中毒者のどちらかよね。

フェンディの「F」とFILAの「F」が合わさってダブルFと言われても、ディオールとダイソーが合わさってダブルDもしくは、CD=クリスチャン・ダイソーと言われているようなものなんで、全くときめかないの。

仮に、ストリート・スタイルに取り込みやすいフェンディをデザインにしたかったのなら、セカンドラインを出して価格帯を2/3にはすべきだったわね。こんな、シーズンが過ぎるてしまうと、着ているだけでみっともなくなる代物を、従来のラインと同じ価格で売り出している感覚に恐怖すら感じるのよ。

ここでひとつ要注意ポイントを。○○も着用しているということで煽るファッションは、大抵が、たいしたものではないという事。そして、そういう○○は、大抵365日一日5着は着せ替え人形のように服を着替えて外出するのが、仕事のような人であることが多い。これはファッショニスタではなく、外出写真を撮らせてインスタにあげて商売している類の新種のファッション・モデルなの。