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【写真で見る】ラグジュアリーバッグを買うならこの20ブランド!【2018‐19年冬】

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17.クロエ



大人の女性が、少女の気分で持つことが許され、それでいて、若作り感を漂わせない奇跡のバッグを生むブランド。一方、若い女性が、大人のエレガンスを、その若さをフルに生かして発揮することが出来る同じく奇跡のバッグを生むブランド。サマンサ・タバサとケイト・スペードを持っている女性がこのブランドのバッグを持つと、10倍魅力的に見えるであろう奇跡のバッグを生むブランド。それが「クロエ」よ。

クロエこそが、ウーマンパワーを象徴するラグジュアリー・ブランドのひとつなの。それは1952年に女性のギャビー・アギョンによって創業されたこともそうなんだけど、働いてお金を稼ぐ女性のために、史上初のプレタポルテ(既製服)・コレクション(それまでは働かない貴族や有閑マダムのためのオートクチュールのみだった)を開催したことが象徴的なの。

1963年にカール・ラガーフェルドを主任デザイナーに抜擢し、70年代のファッション・シーンの中心に君臨し、1997年には、ステラ・マッカートニー、2001年には、フィービー・ファイロ(彼女によってパディントン等のバッグが生み出された)、2011年から17年にかけてはクレア・ワイト・ケラーといった女性のデザイナーたちが主任デザイナーになったの。そして、2018年春夏コレクションから、ナターシャ・ラムゼイ=レヴィ(バレンシアガ時代の最も輝いていたニコラ・ジェスキエールの下で働いていた)が主任デザイナーに就任し、今に至るのよ。

このブランドのバッグの真価は、まだまだ日本では発揮されていない。そして、私は最近気づいた。このブランドのバッグは、ファッション感度を高めたいと願うあらゆる世代の女性にとって奇跡を起こしてくれるバッグが揃っていると。もし、世界で一つだけしかバッグを購入するためのブランドを選択できない独裁国家に私が生きることを余儀なくされたならば、私はためらいなく、シャネルを捨て、フェンディを捨て、クロエを選択するだろう。(圭子・スカイウォーカー)

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